4Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●80歳代 女性 血清群:A群
和歌山市内の医療機関の方に対して感染症に関する速報配信を行っています
和歌山市感染症発生動向調査では、第3週で定点あたり報告数が 10.27 となり、注意報基準値を超えました。前週に比べ倍増し短期間で急速に患者数が増加しています。
また、学級閉鎖や入院患者の報告も増加していますので、今後のサーベイランスの動向にご留意ください。
●和歌山市ウイルスサーベイの状況→ファイル 891-1.pdf
4Wにおいて急性脳炎の届出がありましたのでお知らせします。
● 幼児 男性 病原体 :インフルエンザA/H1pdm09
3Wにおいて急性脳炎の届出がありましたのでお知らせします。
● 60歳代 男性 病原体 :インフルエンザA/H1pdm09
4Wにおいて侵襲性肺炎球菌感染症届出がありましたのでお知らせします。
● 60歳代 男性 予防接種歴:不明
和歌山市感染症発生動向調査では、第2週で定点あたり報告数が 4.00 となり、前週に比べ倍増しています。
また、薬局サーベイランス(抗インフル薬の処方箋数による推定患者数)によると、今週も引き続き増加が見込まれており、流行は本格化しつつあります。
流行株については現在、全年齢層でA/H1(pdm09)・A/H3(香港)・B(ビクトリア)B(ヤマガタ)の4種の株が検出されており、今シーズンは流行株が混在している状況となります。
また、学級閉鎖や入院患者の報告も複数報告されていますので、
今後のインフルエンザサーベイランスの動向にご留意ください。
●和歌山市ウイルスサーベイの状況→ファイル 887-1.pdf
南米を中心に感染が確認されているジカ熱に関して、昨年、ブラジル保健省は、妊娠中のジカ熱感染と胎児の小頭症に関連がみられるとの発表をしており、本年1月15 日には、米国CDC が、妊娠中のジカ熱感染に関してより詳細な調査結果が得られるまでは、流行国地域への妊婦の渡航を控えるよう警告を発出しました。
国立感染症研究所においては、流行国地域への渡航及び国内でのジカ熱の流行に関するリスクアセスメントを行った結果、「詳細な調査結果が得られるまで妊婦の流行国地域への渡航は可能な限り控えた方が良いこと」、「国内での症例の発生に備え、神経症状の合併の可能性ついて、臨床医が認識していることが望ましいこと」との見解があり、ジカ熱に関する情報提供がありましたのでお知らせいたします。
下記の情報を参考に、渡航歴や臨床症状等からジカ熱の可能性が考えられる患者を診察した場合には、情報提供をお願いします。
■ ジカ熱の臨床上の特徴
(1)症 状: 主として軽度の発熱(<38.5℃)、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感などを呈する者(一般的にデング熱、チクングニア熱より軽症だが、血小板減少などが認められる場合もある)
(2)潜伏期間: 3日~12日
(3)感染経路: ウイルスに感染した媒介蚊の吸血によりヒトへ感染
■ ジカ熱の流行国地域
本年1月15 日時点で、ブラジル、コロンビア、エルサルバドル、仏領ギアナ、グアテマラ、ハイチ、ホンジュラス、マルティニーク、メキシコ、パナマ、パラグアイ、プエルトリコ、スリナム、ベネズエラ
●ジカウイルス感染症(ジカ熱)のリスクアセスメント→ファイル 886-1.pdf
●ジカ熱について(厚生労働省)
1Wにおいてカルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の届出がありましたのでお知らせします。
●40歳代 男性 菌種:Morganella morganii
和歌山市では2016年第1週で、インフル定点あたり報告数が 1.73 となりました。流行開始の目安としている1.00を上回ったことから、今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと考えられます。昨シーズンに比べ1ヶ月ほど遅い時期の流行入りとなります。
また、流行株については、全年齢層でA/H1(pdm09)・A/H3(香港)・B型の3種の株が検出されています。
今後のインフルエンザサーベイランスの動向にご留意ください。