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エボラ出血熱の基本的対応(一部変更)

この度、WHOによる、リベリアにおけるエボラ出血熱の終息宣言を踏まえ、リベリアに係るエボラ出血熱流行国としての対応を取りやめましたので、お知らせします。
ギニア又はシエラレオネの滞在歴のある方は引き続き下記の対応をお願いいたします。

《基本的対応》
ギニア又はシエラレオネの過去21 日以内の滞在歴が確認でき、かつ、次のア又はイに該当する者について、エボラ出血熱が疑われると判断した場合、エボラ出血熱の疑似症患者として取り扱うこと。
ア 38℃以上の発熱症状がある者
イ 21 日以内にエボラ出血熱患者(疑い患者を含む。)の体液等(血液、体液、吐物、排泄物など)との接触歴(感染予防策の有無を問わない。)があり、かつ、体熱感を訴える者

また、 有症状者からの電話相談により、発熱症状に加えて、ギニア又はシエラレオネの過去1 か月以内の滞在歴が確認できた場合は、当該者はエボラ出血熱への感染が疑われる患者であるため、保健所の職員が訪問するまでの間、自宅などその場での待機等を要請すること。
和歌山市感染症情報センター(医療機関の方へ)

蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針

昨年8月、70年ぶりに国内でデング熱に感染した症例が報告されました。現在デング熱についてはワクチン等が存在しないため、蚊媒介感染症のまん延防止対策が重要とされています。
このような状況を踏まえ、本日、蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針が公布され、施行されましたので、お知らせします。
和歌山市では、患者の発生動向を注視し、調査の強化を行っています。つきましては、下記の要件を目安として、行政検査を実施する体制を整えていますので、直ちに情報提供お願いいたします。

《デング熱を疑う目安》
海外の デング熱流行地域から帰国後、あるいは渡航歴がなくてもヒトスジシマカ活動時期に国内在住者おいて、 Aの2つの所見に加え、Bの2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。
(A)必須所見
1. 突然の発熱( 38 ℃以上)
2. 急激な血小板減少
(B)随伴所見
1.皮疹
2.悪心・嘔吐
3.骨関節痛 ・筋肉痛
4.頭痛
5.白血球減少
6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)

■デング熱診療ガイドライン(第1版)→ファイル 831-1.pdf

レジオネラ症(四類感染症)

和歌山市内において レジオネラ症 の届出がありましたのでお知らせします。
●40歳代 男性 届出12/10 肺炎型

後天性免疫不全症候群(五類感染症・全数把握疾患)

17Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●後天性免疫不全症候群(無症状病原体保有者) 30歳代 男性

梅毒(五類感染症・全数把握疾患)

17Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●梅毒(無症状病原体保有者) 10歳代 女性

国内で検出されたポリオウイルスワクチン株

2014 年12 月に熊本市で感染性胃腸炎と診断された患者からポリオウイルス1 型ワクチン株が検出された事例の報告がありましたのでお知らせします。
今回、ポリオウイルスが検出された症例は、海外でOPV 接種を受けた後のワクチン株による感染性胃腸炎事例であり、VDPV でもなく、OPV を用いている国々で報告されるワクチン関連麻痺等ポリオ症例でもありません。
今後もワクチン株、VDPV や野生株ポリオウイルスの国内への輸入は想定され、現在国内で定期接種として導入されているIPV の接種率を高く維持し、十分な抗体保有率を保持することが重要と考えられます。
●国内で検出されたポリオウイルスワクチン株について→ファイル 827-1.pdf

WHOによる麻しん排除認定

この度、世界保健機関により日本が麻しん排除状態にあることが認定されましたのでお知らせします。

●麻しん患者報告数推移→ファイル 826-1.pdf
●WPROプレス →ファイル 826-2.pdf

侵襲性肺炎球菌感染症 (五類感染症)

12Wにおいて侵襲性肺炎球菌感染症届出がありましたのでお知らせします。
● 90歳代 女性

後天性免疫不全症候群(五類感染症・全数把握疾患)

11Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●後天性免疫不全症候群(無症状病原体保有者)40歳代 男性

梅毒(五類感染症・全数把握疾患)

11Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●梅毒(早期顕症梅毒Ⅱ期) 10歳代 女性