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侵襲性肺炎球菌感染症 (五類感染症)

9Wにおいて侵襲性肺炎球菌感染症届出がありましたのでお知らせします。
● 40歳代 男性 予防接種歴:不明

急性脳炎(五類感染症)

8Wにおいて急性脳炎の届出がありましたのでお知らせします。
● 10歳代 女性   病原体 :インフルエンザB

エボラ出血熱への検疫対応について

西アフリカにおけるエボラ出血熱について、平成28 年1月14 日、リベリアにおけるエボラ出血熱の終息宣言が公表され、西アフリカ3カ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)のすべてにおいて、エボラ出血熱の終息宣言がされたところです。
しかし、国立感染症研究所におけるリスクアセスメントによると、検疫での対応として、「西アフリカ各国では、エボラウイルス病(EVD)流行の終息宣言後であってもEVD 流行が再燃する危険性がある。この危険性について渡航者へ注意喚起し、渡航歴・接触歴の自己申告を促す啓発活動を継続する必要があると考えられる。」とされています。
このような状況を踏まえ、西アフリカ3カ国からの入国者に係る検疫対応について、次のとおり対応の通知がありましたので、お知らせします。

《検疫所での対応》
1 渡航者への対応
空港における検疫所においては、ポスターを掲示すること等により、出国者に対する注意喚起及び帰国・入国者に対する自己申告を促すこと。
2 仮検疫済証の交付
検疫においては、検疫感染症等の非流行地から来航した船舶及び航空機であっても、西アフリカ3カ国から帰国した乗組員又は乗客を確認し、隔離、停留、健康監視などの措置を実施した場合は、一定の期間を定めて仮検疫済証を交付すること。
3 西アフリカ3カ国からの入国者の取扱い
西アフリカ3カ国に渡航又は滞在していたことが確認された場合には、検疫官による聞き取りを行い、必要に応じて、診察、健康監視、健康カードの配布等の対応を行うこと。

ジカウイルス感染症 を疑う症例の要件

この度、ジカウルス感染症の検査や診断をより的確に実施するため、WHOの ガイドランやこれまでの知見を踏まえ、現時点でのジカウイルス感染症を疑う症例の要件が下記のように整理されましたので、お知らせいたします。

(1) 「発疹」又は「発熱(※1)」を認める
(2) 「関節痛」、「関節炎」又は「結膜炎(非滲出性、充血性)」のうち少なくとも1つ以上の症状を認める
(3) 流行地域の国から出国後2~13日以内に上記の症状を呈している

次の(1)~(3)にすべて該当し、かつ、他の感染症又は他の病因によることが明らかでない場合、ジカウイルスへの感染が疑われるため、ジカウイルス感染症を鑑別診断の対象とする。ただし、医師がジカウイルス感染症を疑う症例については、この限りではない。

※1 発熱は、ほとんどの症例で38.5度以下との報告がある

インフルエンザ (第7週)

第7週 定点あたり報告数 38.13 警報継続中です。
今後もインフルエンザサーベイランスの動向にご留意ください。

インフル ウイルスサーベイランス

和歌山市では、薬剤耐性株を迅速に把握するために、今シーズンのA/H1株(60検体)の遺伝子解析を行い、耐性マーカーの検出を実施しましたが、薬剤耐性株は検出されませんでした。

インフルエンザ警報 (第6週)

第6週 定点あたり報告数 31.71 となり、警報基準値を超えました。第3週より注意報基準値を超え、短期間で急速に患者数が増加しています。
今後もインフルエンザサーベイランスの動向にご留意ください。

ジカウイルス感染症に関する情報提供

この度、国立感染症研究所「ジカウイルス感染症のリスクアセスメント」及び厚生労働省ホームページ「ジカウイルス感染症に関するQ&A」が更新されましたのでお知らせします。

■ジカウイルス感染症のリスクアセスメント→ファイル 900-1.pdf
■ジカウイルス感染症に関するQ&A→ファイル 900-2.pdf

インフルエンザ (第5週)

第5週 定点あたり報告数 25.2  前週に比べ増加し、注意報継続中です。
今後もインフルエンザサーベイランスの動向にご留意ください。

ジカウイルス感染症 四類感染症

ジカウイルス感染症を感染症法の四類感染症に位置づける等の内容の政令が本日の閣議に付され、本日公布されます。
検査体制については、現在、国立感染症研究所をはじめ全国10箇所で検査可能ですが、3月上旬を目途に和歌山市衛生研究所で検査ができるよう体制を整備します。
引き続き、渡航歴や臨床症状等からジカ熱が考えられる患者を診察した場合には、情報提供をお願いします。
発生届、届出基準につきましては、追ってHP上に掲載いたします。