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インフルエンザ 注意報 (第2週)

和歌山市感染症発生動向調査では、第2週で定点あたり報告数が 16.73 となり、注意報基準値(10)を超えました。今シーズンは11月下旬に流行入りし、年明けからは短期間に急速に患者数が増加しています。また、患者数の増加に伴い、施設等の集団発生、学級閉鎖や入院患者の報告も増加しています。今後のサーベイランスの動向にご留意ください。
●和歌山市インフルエンザの状況

梅毒(五類感染症・全数把握疾患)

50Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●梅毒(早期顕症梅毒Ⅱ期) 40歳代 女性

劇症型溶血性レンサ球菌感染症 (五類感染症)

51Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●60歳代 男性 血清群:B群

ジカウイルス感染症 流行地域

ジカウイルス感染症は現在、中 南米 ・カリブ海地域やアジ太平洋を中心に発生が 確認されていますが、この度、 米国 テキサス州の一部 においても、ジカウイルス感染症の国内例が報告されています 。
これらの状況を踏まえ、厚生労働省は国内感染事例が確認された 米国 テキサス州の一部をジカウイルス感染症流行地域として取り扱うこととしましたので、お知らせします。
■外務省 海外安全ホームページ
■ジカウイルス感染症の流行地域

ジカウイルス感染症 に関する情報提供

この度、国立感染症研究所「ジカウイル ス感染症のリクアセメント」及び「診療ガイドライン」と 厚生労働省 HP「ジカウイルス感染症に関するQ&A」が更新されましたので、お知らせします。
2016年9月6日のWHOの性行為による感染予防に関する暫定ガイダンスと現時点でのエビデンスを考慮し、改訂されました。

主な改訂ポイントは
●流行地から帰国した男女は、感染の有無に関わらず、最低6か月間は性行為の際に適切にコンドームを使用するか性行為を控えること
●流行地から帰国した妊娠を計画しているカップル或いは、女性は、最低6か月間は妊娠の計画を延期すること
●診療ガイドラインp26「ジカウイルス感染症の検査の対象となる妊婦」について
●診療ガイドラインp30新生児の評価について

■ジカウイル ス感染症のリクアセメント →ファイル 954-1.pdf
■蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第4版)→ファイル 954-2.pdf
■ジカウイルス感染症に関するQ&A→ファイル 954-3.pdf

感染性胃腸炎 警報レベル

和歌山市では第49週(12月5日~12月11日)で、感染性胃腸炎の定点あたり報告数が警報レベルの基準値(20)を超え、23.11 となりました。
今年は、例年同期に比べ早く増加傾向が認められ、学校、保育施設等においては10月下旬ころから、複数の集団発生が報告されています。今後さらに流行する恐れがありますので今後の動向に留意ください。
■感染性胃腸炎の流行状況

腸管出血性大腸菌感染症(O157)

和歌山市内において腸管出血性大腸菌感染症(三類感染症)の届出がありましたのでお知らせします。
●患  者  10歳代(高校生) 女性 届出12/9
 血 清 群  O157  ベロ毒素VT1VT2

梅毒(五類感染症・全数把握疾患)

48Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●梅毒(早期顕症梅毒Ⅰ期) 20歳代 男性

レジオネラ症(四類感染症)

和歌山市内において レジオネラ症 の届出がありましたのでお知らせします。
● 80歳代 男性 届出11/24 肺炎型

感染症法に基づく届出基準等の一部改正について

この度、感染症法に基づく届出基準等の一部が改正されましたので、お知らせします。
■改正の概要
1 二類感染症: 急性灰白髄炎
 ・ 2型ワクチン株ポリオウイルスによる無症状病原体保有者を届出の対象。
2 四類感染症: デング熱
 ・ 臨床的特徴及び届出基準を変更
3 四類感染症:レジオネラ症
 ・ 届出基準における検査方法及び検査材料を追加
4 四類感染症: 黄熱 及び 五類感染症: 侵襲性髄膜炎菌感染症
 ・ 発生届にワクチン接種歴の記載を追加。
5 五類感染症:クリプトスポリジウム症・ ジアルジア症
 ・ 届出基準を変更
6 五類感染症: 侵襲性インフルエンザ菌感染症・侵襲性髄膜炎菌感染症・侵襲性肺炎球菌感染症
 ・ 定義及び届出基準を変更。
7 その他、記載の適正化を行う等所要の改正。

■適用日:平成28 年11 月21 日
※改正後の発生届及び届出基準は適用日に差し替えを行います。