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風しん抗体検査をEIA法で行う場合の取り扱い

先日、風しん抗体検査(HI検査)時に使用するガチョウ血球の入手が極めて困難になってきており、この時期の検査依頼の増大に対応できないことが予想される情報がありました。
この度、厚生労働科学研究費補助金新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業「ワクチンにより予防可能な疾患に対する予防接種の科学的根拠の確立及び対策の向上に関する研究(研究代表者 大石和徳)」より、妊娠初期の風しん検査でHI抗体に代えてEIA法による風しん抗体の測定を行う場合の換算表等が提言されましたのでお知らせします。

■妊娠初期の風しん抗体検査をEIA法で行う場合の取り扱いについて(緊急提言)ファイル 564-1.pdf

9W インフルエンザサーベイ  (注意報)

和歌山市インフルエンザサーベイランス9W(2/25~3/3)が集計されました。
●定点あたり患者数 23.00
●ウイルスサーベイ A/H3 5検体  B 1検体  未検出 1検体
●学校サーベイ 31施設

5類感染症(全数把握疾患)

9Wにおいて届出がありましたのでお知らせします。
●後天性免疫不全症候群(AIDS) 40歳代 男性

インフルエンザウイルスサーベイ (薬剤感受性検査)

ウイルスサーベイランスを実施している検体の中からA/H1pdm 遺伝子が検出された検体の薬剤感受性検査を実施しましたので、検出結果をお知らせします。
■2/12採取 1か月 女 (薬剤感受性あり)

インフルエンザウイルスサーベイ (B型情報)

ウイルスサーベイランスを実施している検体の中からB型インフルエンザ遺伝子が検出された検体をウイルス分離しましたので、検出結果をお知らせします。
■2/ 5採取 8歳 男 (山形系統)
■2/14採取 9歳 男 (Victoria系統)

8W インフルエンザサーベイ  (注意報)

和歌山市インフルエンザサーベイランス8W(2/18~2/24)が集計されました。
●定点あたり患者数 21.20
●ウイルスサーベイ A/H3 2検体  未検出 3検体
●学校サーベイ 11施設

重症熱性血小板減少症候群 (SFTS) 四類感染症に指定

本日、感染症法施行令の一部を改正する政令が公布されましたので、お知らせいたします。
《改正の概要》
感染症第12条第1項及び第14条第2項に基づく届出の基準等の一部改正
(1)重症熱性血小板減少症候群(病原体がフレボウイルス属SFTSウイルスによるものに限る。) を四類感染症に指定
(2)フレボウイルス属SFTSウイルスを三種病原体に指定

交付日  平成25年2月22日
施行期日 平成25年3月4日

届出基準
発 生 届

風しん (検査診断)

8Wにおいて「風しん」の届出がありましたのでお知らせします。
● 20歳 男性 PCRによる検査診断(発症日2/20) ・ 予防接種歴 なし
※平成25年 市内で初めての届出となります。平成24年 届出数は7件です。

ダニからの感染症

現在、重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)を中心にダニからの感染症が報道されています。和歌山市では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の情報提供は現在ありませんが、日本紅斑熱については平成22年~24年にかけて6例届出されています。これから、春から秋にかけて山菜採り、キャンプ、ハイキング、登山、ゴルフ、農作業など、山や草むらで活動する機会が多くなる季節となりますので、ホームページにて市民に対して啓発を行っていますので、お知らせします。

市民向け啓発ページ

また、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)をはじめ、ダニからの感染症が疑われる症例があった場合は情報提供いただきますようお願いいたします。
《日本紅斑熱・つつが虫病・ライム病等》
臨床的特徴を呈し、症状や所見から疾病が疑われる場合は行政検査にて検査診断を進めますので、情報提供願います。
《SFTS:情報提供を求める患者の要件》
 38度以上の発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血のいずれか)を呈し、血液検査所見で血小板減少(10万/mm3未満)、白血球減少(4000/mm3未満)及び血清酵素(AST、ALT、LDHのいずれも)の上昇が見られ、集中治療を要する若しくは要した又は死亡した者。
ただし、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。

風しん抗体検査(HI検査)

現在、全国的に風しんが流行しております。各種風しん検査のうち、HI検査においては検査時に使用するガチョウ血球の入手が極めて困難になってきており、平成25年3月以降、妊婦検診と学校検診や事業主検診の時期が重なる検査依頼の増大に対応できないことが予想される情報がありましたのでお知らせします。

※風しんが疑われる患者の診断時は、EIAによるIgMの検出での検査診断及び行政検査(PCR)にて対応いたしますので、直ちに情報提供いただきますようお願いします。