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腸管出血性大腸菌感染症について

この度、富山県等で発生した腸管出血性大腸菌による食中毒事件において、飲食店で食肉を生食した小児・高齢者等、4名が死亡し、多くの重症者が報告されています。■富山県内の状況
腸管出血性大腸菌感染症は例年、春先から夏にかけて多く報告され、暖かく湿気が多いこの時期は、他の食中毒の原因菌も増殖が活発になるため、食中毒が発生しやすくなります。そのため和歌山市では、食中毒予防の基本を守り、腸管出血性大腸菌、キャンピロバクターやE型肝炎ウイルスなどへの感染の危険性も考慮し、生肉または加熱不十分な食肉を避けていただく注意を行っています。
●市民向け啓発ページ
つきましては、市民に向けての啓発のご協力をいただきますとともに、腸管出血性大腸菌感染症の方を診断した場合の届出や、集団食中毒を疑う事例があった場合は、直ちに情報提供いただきますようお願いします。
■腸管出血性大腸菌感染症 届出基準
■腸管出血性大腸菌感染症 発生届
全国月別VTEC(2007~2011)→ファイル 334-1.pdf
全国週別・血清型別(2007~2011)→ファイル 334-2.pdf

麻しん患者の増加について(続報)

東京都及び神奈川県における麻しん患者の増加について東京都より16週の状況が公表されていますのでお知らせします。
■東京都麻しん発生状況    ■神奈川県麻しん発生状況
またWHOの情報によりますと、4月18日現在、ヨーロッパの33の国で、6,500例を超える麻しん患者が報告され、ヨーロッパでの麻しんの流行も報じられています。
■厚生労働省検疫所
今後、これらの地域を中心に、麻しん患者が増加する可能性や、大型連休をひかえ、市内での発生も懸念されています。
麻しんを疑われる患者様を診断した場合、直ちに情報提供いただきますようお願いいたします。
●和歌山市感染症情報センター(医療機関向けページ)
●和歌山市感染症情報センター(市民向けページ)
●和歌山市感染症情報センター(学校向けページ)

全国の重症患者・死亡者の概況(4月26日時点)

全国のインフルエンザによる重症患者・死亡者の概況をお知らせします。
■全国の概況(平成23年4月26日時点)→ ファイル 332-1.pdf

16W インフルエンザサーベイ

和歌山市インフルエンザサーベイランス16週(4/18~4/24)が集計されました。
16週 定点あたり患者数  5.40→ ファイル 331-1.pdf

【16Wウイルスサーベイ】  検査数 7件 ( A/H3 7件 )

最近の知見に基づく麻疹の検査診断の考え方

最近の知見に基づく麻しんの検査診断の考え方が国立感染症研究所麻疹対策支援チームから出されていますのでお知らせします。
麻疹の検査診断アルゴリズム→ファイル 330-1.pdf

また、市内の行政検査を行う体制は整備されていますので、臨床診断された場合は、直ちに保健所まで情報提供いただきますようお願いいたします。

麻しん患者の増加について

2011年3月11日の震災発生以降、日本全国はもとより外国からも多くの救援隊や医療関係者、報道関係者、ボランティア等が被災地へ駆けつけていますが、そのような状況のなか、4月になり外国人ジャーナリストが日本国内で麻疹を発症し、都内や近隣の被災地で取材活動を続けていたことを国立感染症研究所より情報提供がありました。
また、厚労省からも東京都(特に23区の南西部)及び神奈川県において第15週から増加の情報提供がありました。今後、これらの地域を中心に、麻しん患者が増加する可能性が懸念されていますのでお知らせします。
詳細は
国立感染症研究所 感染症情報センター
東京都 麻しん発生状況
神奈川県 麻しん発生状況
市内におきましても、麻しんを疑われる患者様を診断した場合、保健所を通じて行政検査を行う体制を整備していますので、直ちに情報提供いただきますようお願いいたします。

全国の重症患者・死亡者の概況(4月19日時点)

全国のインフルエンザによる重症患者・死亡者の概況をお知らせします。
■全国の概況(平成23年4月19日時点)→ ファイル 328-1.pdf

15W インフルエンザサーベイ

和歌山市インフルエンザサーベイランス15週(4/11~4/17)が集計されました。
15週 定点あたり患者数  5.00→ ファイル 327-1.pdf

【15Wウイルスサーベイ】  検査数 10件 ( A/H3 2件 B型 8件 )

インフルエンザ発生動向(医療従事者向け疫学情報)

今シーズンにおけるインフルエンザの発生動向 ~医療従事者向け疫学情報~ が、厚生労働省よりとりまとめられていますのでお知らせします。

【今冬の新型インフルエンザ(A/H1N1)のポイント】
○季節外れの大規模な流行はみられない。
○流行規模は季節性と同程度となっている。
○A香港型(H3)、B型など、複数のインフルエンザウイルスと混在している。
○高齢者に死亡が多いなど、季節性と類似の臨床像に変化しつつある。
【今冬のインフルエンザのポイント】
○医療機関の受診者は、国民の12人に1人と推定。
○受診者の2万人に1 人が重症化し、受診者の7万人に1人が死亡したと推計。
○重症者の年齢分布は高い年齢にシフト。基礎疾患保有割合は依然として高い。
○死亡例の年齢分布は高い年齢にシフト。基礎疾患保有割合は依然として高い。

■医療従事者向け疫学情報 Ver1 →ファイル 326-1.pdf
■医療従事者向け疫学情報 Ver2 →ファイル 326-2.pdf

全国の重症患者・死亡者の概況(4月12日時点)

全国のインフルエンザによる重症患者・死亡者の概況をお知らせします。
■全国の概況(平成23年4月12日時点)→ ファイル 325-1.pdf