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日本紅斑熱(4類感染症)

日本紅斑熱 の届出がありましたのでお知らせします。
●60歳代 男性 届出8/29  行政検査(PCR)にて 確認
  
日本紅斑熱は、和歌山県では毎年数件~十数件程度、本年、現在までに8件(当事例含む)報告されています。主に県南部を中心に春から晩秋にかけて報告があります。当該患者は、県北部における野山の散策歴があり、県北部でも紅斑熱を引き起こすリケッチアを保有するマダニの生息が考えられ、感染の可能性があります。
適切な治療が遅れると重症化することがあり、予防と早期発見・早期治療が重要ですので、感染が疑われる症例があった場合は情報提供お願いたします。

チクングニア熱 輸入症例

チクングニア熱(4類感染症)については、これまでのところ日本国内での感染例は認められていませんが、東南アジア諸国等に旅行し帰国後発症した例が2011年は10例、今年は現在までに和歌山県内の報告例はありませんが、神奈川県・福岡県・千葉県それぞれ1例、計3例報告されています。
チクングニヤ熱はヒトからヒトに感染はしませんが、媒介するヒトスジシマカ(ヤブカ)は国内に広く分布しており、特にこの季節は蚊の活動が活発に時期ですので、輸入症例を契機に国内感染の恐れがあります。
海外渡航歴があり、かつ、発熱・関節痛・発疹等「チクングニア熱」が疑われる症例があった場合には情報提供いただきますようお願いいたします。
国立感染症研究所 チクングニア熱
微生物検出情報 チクングニア熱の輸入症例(千葉市)
微生物検出情報 チクングニア熱の輸入症例(福岡市)
チクングニア熱媒介対策に関するガイドライン

風しん (検査診断)

33Wにおいて「風しん」の届出がありましたのでお知らせします。
● 45歳 男性 PCRにて検査診断(発症日8/9) ・ 予防接種歴 不明

※平成24年 和歌山市内における「風しん」の届出数はこの症例を含め5件です。

風しん (検査診断)

32Wにおいて「風しん」の届出がありましたのでお知らせします。
● 22歳 女性 IgM抗体検査診断(発症日7/18) ・ 予防接種歴 MR4期未接種
※平成24年 和歌山市内における「風しん」の届出数はこの症例を含め4件です。

風しん (臨床診断)

32Wにおいて「風しん」の届出がありましたのでお知らせします。
● 23歳 男性 臨床診断(発症日8/2) ・ 予防接種歴 不明
※平成24年 和歌山市内における「風しん」の届出数はこの症例を含め3件です。

ヘルパンギーナ警報基準値

和歌山市内においてヘルパンギーナが30週定点当り患者数8.9となり警報基準値(6)を超えました。これは、例年に比べ遅めの流行ですが、過去5年で最も多い報告数です。

風しん (検査診断)

28Wにおいて「風しん」の届出がありましたのでお知らせします。
● 38歳 男性 PCRにて検査診断(発症日7/9) ・ 予防接種歴 不明

※平成24年 和歌山市内における「風しん」の届出数はこの症例を含め2件です。

腸管出血性大腸菌感染症(O157)

和歌山市内において腸管出血性大腸菌感染症(三類感染症)の届出がありましたのでお知らせします。
患  者  30歳代 女性 届出7/20
血 清 群  O157  ベロ毒素  VT1
※平成24年 腸管出血性大腸菌感染症の届出数はこの症例を含め3件です。

レジオネラ症(四類感染症)

和歌山市内において レジオネラ症 の届出がありましたのでお知らせします。
●80歳代 男性 届出7/19 肺炎型

来シーズン(2012/13) インフルエンザワクチン株

来シーズン(2012/2013)のインフルエンザワクチン製造株について、WHO勧告を踏まえ、国立感染症研究所における検討の結果、以下のとおり選定されましたのでお知らせします。

 今シーズン(2011/2012)
(1)A/カルフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09
(2)A/ビクトリア/210/2009(H3N2)
(3)B/ブリズベン/60/2008

 来シーズン(2012/2013)
(1)A/カルフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09
(2)A/ビクトリア/361/2011(H3N2)
(3)B/ウィスコンシン/1/2010