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「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」の調査結果について

「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査等について」各医療機関に協力をお願いし、平成22年9月15日から平成22年12月28日まで実施したところです。この度、厚労省にてその結果を取りまとめ公表されましたので、お知らせいたします。
「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」結果 → ファイル 249-1.pdf

感染症法及び検疫法の一部改正について

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行令及び施行規則及び検疫法施行令の一部が改正されました。改正の概要は次のとおりですのでお知らせします。

1. 改正の概要
【感染症法】
(1) チクングニア熱を四類感染症に追加
(2) アレナウイルス属チャパレウイルス及びエボラウイルス属ブンディブギョエボラウイルスを一種病原体等及び特定一種病原体等に追加
(3) 薬剤耐性アシネトバクター感染症を五類感染症(定点把握 月報)に追加
【検疫法】
(1) チクングニア熱を検疫感染症に追加
(2) 検疫感染症の病原体の有無に関する検査手数料の改定

2.施行期日
感染症法(2)については平成23年1月24日
それ以外 平成23年2月1日

3.その他
この改正により感染症発生動向調査実施要綱及び南米出血熱ジフテリア腸チフスハンタウイルス肺症候群の届出基準の一部が改正されています。修正後の届出基準及び届出書はホームページに掲載しております。

届出基準 及び 発生届

Heartfulマスク/咳エチケット!みんなに気くばり

Heartfulマスク/咳エチケット!みんなに気くばり

をテーマに市民に向けて「咳エチケット」の普及啓発しています。
本日ポスターの原稿ができました。ポスター掲示で窓口での啓発、ご協力お願いいたします。印刷物(A2サイズ)の出来上がりはもう少し先になりますが、必要数、連絡いただければお届けいたします。また、HP上にもデータを掲載していますので、ご活用お願いいたします。
ハートフルマスクのページ

Heartfulマスク

和歌山市保健所では市民に対して
Heartfulマスク/咳エチケット!みんなに気くばり。

をテーマに「咳エチケット」を普及啓発していきます。
市民一人ひとりの感染症に対する意識の向上と「咳エチケット」の定着によりインフルエンザ等の感染症の急速な感染拡大を防ぐことができると考えます。現在、ポスター・啓発用マスクを準備中です。完成後、市役所窓口や医療機関・施設等のご協力を得て、啓発を考えていますので、ご協力お願いいたします。
ハートフルマスク啓発ページ

KPC型カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌の検出

全国の医療機関にご協力をいただき、国において「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」を実施しておりますが、この度、KPC型カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌検出の情報提供がありましたのでお知らせいたします。
報道発表資料 → ファイル 217-1.pdf
厚労省 多剤耐性菌のページ

NDM-1 産生多肺炎桿菌の検出について

「我が国における新たな多剤耐性菌の実態調査」におけるニューデリー・メタロ・β-ラクタマーゼ 1(NDM-1)産生肺炎桿菌の検出について厚生労働省より資料提供がありましたのでお知らせします。
同調査におけるNDM-1産生菌の報告は、これが第1例であり、国内での報告例としては第2例です。
(検査結果)
・ 菌種:肺炎桿菌(Klebsiella pneumoniae)
・ 国立感染症研究所におけるPCR検査結果:NDM-1型
(既知のNDM-1型β-ラクタマーゼ遺伝子塩基配列と完全に一致)
※10月1日までに菌株を受領し、検査を実施した7件のうちの1件。
(背景)
・ 8月下旬にさいたま市民医療センターに肺炎のために入院した高齢の女性患者の、入院時に採取した尿の検体から、多剤耐性の肺炎桿菌が検出された。
・ さいたま市民医療センターから、さいたま市健康科学研究センターを通じて、国立感染症研究所に菌株の提供があり、検査を実施したもの。(9月上旬に送付された検体が検査不能であったが、9月16日に改めて受領した検体の検査を実施。)
・ 患者は現在も入院中であるが、症状は軽快している。
・ 現在、入院中の他の患者から、多剤耐性肺炎桿菌は検出されていない。
・ なお、この患者には、最近の海外への渡航歴はない。

多剤耐性菌の動向把握に関する意見交換会(厚生労働省)

9月10日厚生労働省において「多剤耐性菌の動向把握に関する意見交換会」が開催され、資料の情報提供がありましたのでお知らせします。
1.国内で新たな耐性菌の事例等に関する経緯について
2.耐性菌に関するサーベイランスの現状について
3.主な薬剤耐性菌とその動向について
4.多剤耐性アシネトバクター属の分離状況等に関してのアンケート調査結果
資料 → ファイル 192-1.pdf

新たな多剤耐性菌の実態調査について

これまで国内にみられなかった、ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ(NDM-1)産生多剤耐性菌等による感染事例が明らかになっています。このため厚生労働省では、このような多剤耐性菌による感染症の発生動向を把握し、今後の対策に活用するため、9月15日から12月28日までの間、新たな多剤耐性菌が疑われる検体について、国立感染症研究所にて詳細な検査を実施することとなりました。つきましては、疑われる事例があった場合はご協力いただきますようお願いいたします。
調査についての詳細
多剤耐性菌についての一般向け情報

多剤耐性アシネトバクター・バウマニ 院内感染対策

東京都の医療施設において、多剤耐性アシネトバクター・バウマニの院内感染事例が報告されました。また、厚生労働省院内感染対策サーベイランス参加医療機関においても、多剤耐性アシネトバクター属菌の院内感染事例が報告されています。
この度、厚生労働省より発生状況とアシネトバクター属菌についての情報提供がありましたので、お知らせします。
また、貴院における院内感染防止対策の徹底と感染の疑う事例があった場合は報告いただきますようお願いします。
詳細→ファイル 188-1.pdf

NDM-1 産生多剤耐性菌について

ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生多剤耐性菌について厚生労働省より情報提供がありましたのでお知らせします。
海外における感染事例に関して、国内でも報道があったところですが、報道の概要は、インド、パキスタンで、本菌の感染事例が増加しており、英国、ベルギー等においても、同地域で医療行為を受けて帰国した者に感染が確認されたという内容です。情報源となった研究報告は、平成22年8月11日付のランセット電子版に掲載された報告です。
日本国内では、現在のところ、本菌による感染事例の報告はありませんが、欧米での感染事例の発生を踏まえ、国内での発生に備え、厚生労働省より下記資料が作成されました。
貴施設において、本菌による感染が疑われる事例があれば、情報提供いただきますようお願いいたします。
●医療機関・感染症・細菌検査担当の方へ(厚生労働省)→ファイル 182-1.pdf