ニューデリー・メタロ-β-ラクタマーゼ1(NDM-1)産生多剤耐性菌について厚生労働省より情報提供がありましたのでお知らせします。
海外における感染事例に関して、国内でも報道があったところですが、報道の概要は、インド、パキスタンで、本菌の感染事例が増加しており、英国、ベルギー等においても、同地域で医療行為を受けて帰国した者に感染が確認されたという内容です。情報源となった研究報告は、平成22年8月11日付のランセット電子版に掲載された報告です。
日本国内では、現在のところ、本菌による感染事例の報告はありませんが、欧米での感染事例の発生を踏まえ、国内での発生に備え、厚生労働省より下記資料が作成されました。
貴施設において、本菌による感染が疑われる事例があれば、情報提供いただきますようお願いいたします。
●医療機関・感染症・細菌検査担当の方へ(厚生労働省)→ファイル 182-1.pdf