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最近の知見に基づく麻疹の検査診断の考え方

最近の知見に基づく麻しんの検査診断の考え方が国立感染症研究所麻疹対策支援チームから出されていますのでお知らせします。
麻疹の検査診断アルゴリズム→ファイル 330-1.pdf

また、市内の行政検査を行う体制は整備されていますので、臨床診断された場合は、直ちに保健所まで情報提供いただきますようお願いいたします。

麻しん患者の増加について

2011年3月11日の震災発生以降、日本全国はもとより外国からも多くの救援隊や医療関係者、報道関係者、ボランティア等が被災地へ駆けつけていますが、そのような状況のなか、4月になり外国人ジャーナリストが日本国内で麻疹を発症し、都内や近隣の被災地で取材活動を続けていたことを国立感染症研究所より情報提供がありました。
また、厚労省からも東京都(特に23区の南西部)及び神奈川県において第15週から増加の情報提供がありました。今後、これらの地域を中心に、麻しん患者が増加する可能性が懸念されていますのでお知らせします。
詳細は
国立感染症研究所 感染症情報センター
東京都 麻しん発生状況
神奈川県 麻しん発生状況
市内におきましても、麻しんを疑われる患者様を診断した場合、保健所を通じて行政検査を行う体制を整備していますので、直ちに情報提供いただきますようお願いいたします。

麻しん PCR検査診断について

麻しん対策につきましては、「麻しんに関する特定感染症予防指針」に基づき、平成24年までに麻しんを排除することを目標として取り組んでおり、その一環として、和歌山市においてはすでに各医療機関様に検査診断の推進をお願いしているところです。本年は9件の情報提供を頂き、すべてPCR検査診断に結びつけ、本年の麻しん患者はゼロとなっております。
この度、国において第6回麻しん対策会議が開催され、全国的には麻しん患者の報告の約6割が「IgM抗体検査」に基づき届出がなされている状況です。麻しんの「IgM抗体検査」は、麻しん以外の発疹性ウイルス疾患に罹患している場合にも陽性になることがあると指摘されています。このため、麻しんの確定診断には遺伝子検査(RT-PCR法)を含めた精度の高い検査を実施していく必要があり、さらなる遺伝子検査の推進が提言されました。
つきましては、再度、対策のより一層の推進のため、麻しんを疑った場合や麻しんと臨床診断した場合、保健所まで直ちに情報提供いただき、民間の検査機関等でのIgM抗体、IgG抗体の測定とともに、PCR検査診断体制をご活用いただきますようお願いいたします。
検査診断の流れ
麻しん 発生届
麻しんPCRのお知らせ→ファイル 213-1.pdf

麻しん 届出削除について

和歌山市内において臨床診断での「麻しん」の届出及び情報提供がありました。(22w 17歳 男性)
行政検査にて検査診断をすすめたところ、PCR検査にてウイルスが検出されず、また、IgM抗体の陽転、HI抗体およびIgM抗体の有意上昇が認められなかったため、「麻しん」の届出を削除としましたので、お知らせします。

これで、2010年の「麻しん」届出患者数は 0 となりました。

今後とも、麻しんを疑った場合や麻しんと臨床診断した場合、24時間以内に保健所へ連絡いただき、民間の検査機関等でのIgM抗体、IgG抗体の測定とともに、行政検査体制のご活用をお願いいたします。

麻しん 検査診断について

麻しん対策につきましては、2012年までの国内からの排除に向け、様々な対策を行っているところです。
対策のより一層の推進のため、保健所の積極的疫学調査の一環として実施する検査・分析を利用した、確実な検査診断体制を整備しています。
麻しんを疑った場合や麻しんと臨床診断した場合、24時間以内に保健所へ連絡いただき、民間の検査機関等でのIgM抗体、IgG抗体の測定とともに、行政検査体制のご活用をお願いいたします。
詳 し く は
麻しん発生届

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