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麻しん PCR検査診断について

麻しん対策につきましては、「麻しんに関する特定感染症予防指針」に基づき、平成24年までに麻しんを排除することを目標として取り組んでおり、その一環として、和歌山市においてはすでに各医療機関様に検査診断の推進をお願いしているところです。本年は9件の情報提供を頂き、すべてPCR検査診断に結びつけ、本年の麻しん患者はゼロとなっております。
この度、国において第6回麻しん対策会議が開催され、全国的には麻しん患者の報告の約6割が「IgM抗体検査」に基づき届出がなされている状況です。麻しんの「IgM抗体検査」は、麻しん以外の発疹性ウイルス疾患に罹患している場合にも陽性になることがあると指摘されています。このため、麻しんの確定診断には遺伝子検査(RT-PCR法)を含めた精度の高い検査を実施していく必要があり、さらなる遺伝子検査の推進が提言されました。
つきましては、再度、対策のより一層の推進のため、麻しんを疑った場合や麻しんと臨床診断した場合、保健所まで直ちに情報提供いただき、民間の検査機関等でのIgM抗体、IgG抗体の測定とともに、PCR検査診断体制をご活用いただきますようお願いいたします。
検査診断の流れ
麻しん 発生届
麻しんPCRのお知らせ→ファイル 213-1.pdf