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デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン

この度、「デング熱診療ガイドライン(第1版)」(2014/9/16)が改訂されましたので、お知らせします。
和歌山市では、下記要件を目安として、行政検査を実施する体制を整えていますので、引き続き、疑い患者を診察した際は、直ちに情報提供お願いします。

≪デング熱を疑う目安≫
 海外のデング熱流行地域から帰国後、あるいは海外渡航歴がなくてもヒトスジシマカの活動時期に国内在住者において、発熱と以下の所見の2つ以上を認める場合にデング熱を疑う。

1.発疹    2.悪心・嘔吐   3.頭痛・関節痛・筋肉痛  4.血小板減少
5.白血球減少 6.ターニケットテスト陽性  7.重症化サインのいずれか

≪重症化サイン≫
 デング熱患者で以下の症状や検査所見を1つでも認めた場合は、重症化のサイン有りと診断する。
1.腹痛・腹部圧痛 2.持続的な嘔吐 3.腹水・胸水 4.粘膜出血
5.無気力・不穏 6.肝腫大(2cm以上) 7.ヘマトクリット値の増加(20%以上,同時急速な血小板減少を伴う)

デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン(2015/5/22)→ファイル 837-1.pdf

レジオネラ症(四類感染症)

和歌山市内において レジオネラ症 の届出がありましたのでお知らせします。
●40歳代 男性 届出12/10 肺炎型

レジオネラ症(四類感染症)

和歌山市内において レジオネラ症 の届出がありましたのでお知らせします。
●70歳代 男性 届出12/10 肺炎型

日本紅斑熱(4類感染症)

日本紅斑熱 の届出がありましたのでお知らせします。
●60歳代 男性 届出10/10 行政検査(PCR)にて 確認

日本紅斑熱(4類感染症)

日本紅斑熱 の届出がありましたのでお知らせします。
●20歳代 男性 届出10/10 行政検査(PCR)にて 確認

日本紅斑熱(4類感染症)

日本紅斑熱 の届出がありましたのでお知らせします。
●60歳代 男性 届出10/3 行政検査(PCR)にて 確認

デング熱国内発生状況

8月末頃よりデング熱の国内感染事例の報告があります。現在142名報告があり、発症日別の推移がグラフ化されましたので、お知らせします。
引き続き、デング熱を疑う患者を診療した場合は、情報提供お願いします。

■発生状況グラフ→ファイル 785-1.pdf
■疫学情報→ファイル 785-2.pdf

デング熱診療ガイドライン(第1版)

この度、「デング熱診療マニュアル(第1版)」の内容が刷新され、改めて「デング熱診療ガイドライン(第1版)」として取りまとめられましたのでお知らせします。

■デング熱診療ガイドライン(第1版)→ファイル 783-1.pdf

デング熱(4類感染症)

デング熱 の届出がありましたのでお知らせします。
●20歳代 女性 届出9/5  非構造蛋白(NS1)検出 行政検査(DEN-1)
 海外(インドネシア)渡航歴あり

デング熱 の検査診断 について

先日より、デング熱の都立代々木公園周辺での感染が多数報告されています。
デング熱は感染症法で四類感染症として届出対象となっています。臨床的に疑われる患者を診療した場合は、下記、要件を目安として、行政検査を実施する体制を整えていますので、直ちに情報提供お願いいたします。

《デング熱を疑う患者の目安》
(A)必須所見
1. 突然の発熱(38℃以上)
2. 急激な血小板減少

(B)随伴所見
1.発疹、2.悪心・嘔吐、3.骨関節痛・筋肉痛、4.頭痛、白血球減少
6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)

(A)の2つの所見に加え(B)の2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。
また、疫学情報としては流行地への旅行歴がある場合

■デング熱患者にみられる症状や検査所見
(2006 年~2010 年に国内で診断されたデング熱患者556例) 
症状・検査所見: 発生頻度
発熱 : 99.1%
血小板減少 : 66.4%
頭痛 : 57.6%
白血球減少 : 55.4%
発疹 : 52.7%
骨関節痛 : 31.1%
筋肉痛 : 29.1%

■デング熱診療マニュアル(第1版)→ファイル 780-1.pdf