和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
医療機関の方へ
2016/12/07
2016-17シーズン 感染性胃腸炎(ノロウイルスを含む)の感染予防対策について
 感染性胃腸炎は、例年、冬から春にかけ、患者発生が多くなります。特に、集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものと推測されており、感染性胃腸炎や食中毒の発生動向には注意が必要です。 この度、厚生労働省結核感染症課から、ノロウイルスの感染予防対策についての注意喚起がありましたので、お知らせします。
 市内感染症発生動向調査によると、感染性胃腸炎の定点医療機関からの患者報告数は、10月半ば頃から増え始め、第48週(11月28日〜12月4日)に18.11(速報値、警報基準は20.0) と過去5年間の同時期と比較すると、2012−13シーズン以来の高い値となっています。また、10月から11月に幼稚園からの集団発生の報告が複数ありました。今後の動向に注意するとともに、手洗いの徹底や嘔吐物の適切な処理、体調管理等の感染対策をお願いします。 

 ノロウイルスは非常に感染力が強いです
 学校や施設での発生に備えて再確認をお願いします。
  □ 発生時のマニュアルはありますか?
  □ 嘔吐物処理キットは準備できていますか?(塩素系漂白剤の使用期限の確認)
  □ 感染対策の職員への周知はできていますか?
  □ 普段からしっかりと手洗いをしましょう。

感染性胃腸炎(ノロウイルスを含む)に関する対策マニュアル等はこちら

感染性胃腸炎(ノロウイルスをを含む)の市内の状況

2016/11/21
今冬のインフルエンザ総合対策
 この冬のインフルエンザの流行シーズンに備え、国において「今冬のインフルエンザ総合対策」がとりまとめられ、和歌山市においては、広く市民の皆様にインフルエンザ対策を呼びかけています。
 季節性インフルエンザのウイルスには、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型(いわゆる香港型)、B型の3つの種類があり、今シーズンについても、いずれの亜型も流行の可能性があります。流行しやすい年齢層はウイルスの型によって多少異なりますが、今年も、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。

和歌山市内インフルエンザ発生状況



 学校・施設等においては、長時間にわたり集団で生活する特性等により様々な感染症の発生が起こりやすい場であり、また、感染の危険性が高い集団であるがため、地域での流行に敏感な影響を受け、また及ぼす施設でもあります。 また、高齢者施設等のように、インフルエンザに罹患した場合の高危険群の方が多く入所している施設もあります。
 学校や施設においては、まず、施設内にインフルエンザウイルスが持ち込まれないようにする対策や感染の拡がりをおさえることが重要ですので、下記を参考に感染対策に努めていただくようにお願いします。


■学校・施設におけるインフルエンザ感染対策のポイント
  ○飛沫感染対策としての咳エチケット、接触感染対策としての手洗い等手指衛生が重要です。
  インフルエンザは、たとえ感染者であっても、全く症状のない不顕性感染例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症例も少なくありません。特にヒト−ヒト間の距離が短く、濃厚な接触機会の多い学校、幼稚園、保育園等の小児の集団生活施設、高齢者施設等においては可能である場合は職員も含めて全員が咳エチケット、手指衛生を実行することが重要です。

○感染対策のチェックポイント
学校 施設

 インフルエンザ施設内感染予防の手引き


■集団発生時の報告について
集団発生時は、所管課及び保健所まで報告をお願いします。
報告の目安・報告様式はこちら → 集団発生のページ

今シーズン11月〜3月まで
インフルエンザ啓発ラッピングバスが和歌山市内を走っています!!




冬のインフルエンザ総合対策(厚労省)

インフルエンザ一問一答

インフルエンザQ&A

インフルエンザの基礎知識

インフルエンザ予防の、おやくそく。(小児用リーフ)

2016/09/02
麻しん(はしか)の広域的発生について
 麻しんについては、2015年3月、WHOにより、日本が麻しんの排除状態にあると認定されましたが、その後も渡航歴のある患者や、その接触者からの患者の発生が散見されています。
 現在、広範囲の不特定多数の者に接触した事例が報じられており、和歌山市においても第33週に1名の届出がありました。今後も広範な地域において麻しん患者が発生する可能性があります。麻しん(はしか)は学校等において予防すべき感染症にも指定されており、大変感染力の強い病気です。時には集団で発生し、重症化する場合もあります。

 学校・施設等は、たくさんの人々が長時間にわたり集団で生活する場であるためにさまざまな感染症が発生しやすく、地域での感染症の流行に敏感に影響を受け、また及ぼすことが考えられ、今後、市内での感染拡大や集団発生が危惧されています。
 麻しん(はしか)が疑わしい事例が発生した場合は直ちに主管課・保健所への報告や相談をお願いします。

学校における麻しん対策ガイドライン(国立感染症研究所感染症情報センター)

2015/01/07
インフルエンザ流行警報
 和歌山市内においてインフルエンザ流行発生警報の基準値(30)を超えました。
 和歌山市感染症発生動向調査では、昨年12月初旬(50週)より流行が始まり、中旬(51週)には注意報基準値(10)を超え10.53、また、その翌週(52週)には32.07の報告を受け、警報基準値(30)を超えました。注意報としては昨シーズンより4週程度早く、警報としては、2011-12シーズンから3年ぶりの流行警報となっています。

 今シーズンは例年に比べ早い流行でかつ急激な増加となっています。今後、更なる感染拡大も考えられます。学校・施設等は、たくさんの人々が長時間にわたり集団で生活する場であるためインフルエンザだけではなく感染性胃腸炎など、さまざまな感染症が発生しやすく、地域での感染症の流行に敏感に影響を受け、また及ぼすことが考えられ、今後、市内での感染拡大による集団発生に十分注意が必要です。
 高齢者施設等のように、感染症に罹患した場合に重症化するリスクの高い方が多く利用している施設もあるため、特に注意が必要です。 以下の疾病別の資料等を参考に、施設内での感染症予防対策のさらなる徹底をお願いします。また、感染症の集団発生と疑わしい事例が発生した場合に主管課・保健所への報告や相談をお願いします。

 ≪参考:報告のめやす≫
  [1] : 同一の感染症(疑い含む)による、死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合
  [2] : 同一の感染症(疑い含む)が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
      (※ある時点においての患者数で、最初の患者からの累積人数ではありません。)
  [3] : [1] 、[2]に該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等が疑われ、
      特に施設長が報告を必要と認めた場合


■ インフルエンザ
 インフルエンザは例年、12月中旬から流行の兆しが見られ、3月末頃まで流行します。
 季節性インフルエンザのウイルスには、A/H1N1亜型(平成21年に流行した新型インフルエンザと同じもの)、A/H3N2亜型(いわゆる香港型)、B型の3つの種類があり、いずれも流行の可能性があります。ウイルス型によって多少の違いはありますが、全ての年齢の方がインフルエンザに注意する必要があります。シーズン中の発生動向に注意しましょう。

インフルエンザ対策のポイント  インフルエンザ施設内感染予防の手引き

感染症集団発生調査票 ← 患者発生状況の把握に、ご活用ください。
学校等における具体的対策
  1. 児童・生徒等の欠席状況のチェック(発熱・呼吸器症状で欠席者がクラス単位で集積していないか?)
  2. 健康状態を定期的にチェック(登校しているが、発熱・呼吸器症状者が集積していないか?)
  3. 市内の発生動向や周辺の状況を把握しておく。(情報の収集)
  4. インフルエンザの予防対策や対応策を職員、児童・生徒等、保護者に対して周知する。
  5. 咳症状のある児童・生徒に対してマスク着用を促す。(咳エチケット
  6. 流行時はクラスを超えた集団での活動を延期することも検討する。
  7. 本年度はおおむね集団の10〜30%の欠席で措置を検討する。
  8. 欠席者に対して、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日は自宅療養を指導する。(その後2〜3日間マスク着用で登校させることも効果的)
現時点でのインフルエンザの状況や対策をまとめたリーフレットです。 「学級閉鎖時のお手紙」や「保健だより」などにご活用ください。

インフルエンザ リーフレット (2014/1/15)

インフルエンザ施設内感染対策のポイント!
インフルエンザは感染力が非常に強いことから、ウイルスが施設内に持ち込まれないようにすることが施設内感染予防の基本となります。施設内に感染症が発生した場合には、感染の拡大を可能な限り阻止し被害を最小限に抑えることが目的となります。 そのため、日常の管理の徹底と、常日頃から入所者や職員における感染症の発生動向を把握しておくことが必要です。

●日常の管理
  • 市内の発生動向や周辺の状況を把握しておく。(情報の収集)
  • 利用者の健康状態を定期的にチェックする。(施設内発生状況の監視)
  • 職員の健康管理(手洗いの徹底・健康管理の呼びかけ)
    [職員に対し十分な栄養や睡眠をとることや、体調不良時、無理な出勤をしない など]
  • 室温、湿度等環境管理に留意する。
  • 外来者等に流行状況等を正しく伝え、注意を促す。 流行期においては施設の玄関に掲示を行ったり、あらかじめ説明を行うなど、面会者に対して理解を求めるための活動が必要である。
    [状況に応じて面会等の制限を行うため]

●患者発生時の対応
  • 発生動向の把握。利用者の健康状態をきめ細かく把握し、その情報を職員間で共有する。
    (訴えの少ない方に対しては、検温等で対応する。)
  • 発症者が限局している場合は個室管理 もしくはコホート隔離する。
    (コホート隔離を行う場合はベッド間隔を2M以上あけ、カーテン等で仕切る。)
  • 職員の感染予防策の徹底
    (患者対応する場合の前後は、必ず、手洗いもしくは手指消毒を行う。)
    (患者と接する時はサージカルマスクを着用する。)
    (職員に対し十分な栄養や睡眠をとることや、体調不良時、無理な出勤をしない など)
  • 利用者へ手洗いや咳エチケットの重要性を啓発し徹底する。
  • 外来者・面会者に対しても、手洗いの徹底やマスクの着用など感染予防策を徹底する。
    (状況により面会や面会場所の制限も考慮する。)
  • 咳症状等、疑いがある方に対しては必ずマスクの着用を促す。(咳エチケット
  • 疑いのある方は、早めに受診することが重要 重症者が発生した場合の医療の提供体制も整備しておく。
    (特に基礎疾患のある方が罹患した場合、重症化する場合があるので、注意深く観察)
  • 感染拡大が認められる場合、状況に応じて、食堂や共同のレクレーションなどの一時的な使用停止や中止及び症状のある人とない人の居室の分離など、拡大防止策を講ずる。
  • 感染拡大時、主管課や保健所に報告を行う。

■ 感染性胃腸炎
 感染性胃腸炎は乳幼児を中心に全年齢にみられ、冬季から春先に流行する感染症です。その主な原因の1つがノロウイルスです。ノロウイルスは100個以下という少量で感染が起こり、体内に取り込まれてから24時間〜48時間で下痢、吐気、嘔吐、腹痛、発熱等が発症します。通常、3日以内に回復しますが、ノロウイルスは感染してから1週間程度ふん便中に排出され続けます。
 ノロウイルスは、85度で1分以上の加熱、もしくは塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効です。
 学校・施設等は、多くのひとが集団生活する場であり、感染を放置すれば大規模な流行につながる集団です。
2011/7/7
手足口病の増加について
現在、和歌山市内において手足口病の流行があります。6月に入り増加傾向を示し、26週(6/27〜7/3)の報告で警報基準値を超えました。 毎年、夏ごろに流行が繰り返される感染症で流行の大きさは年によって異なりますが、今年は大きな流行の兆しがあり、今後さらに流行する恐れがあります。

手足口病は5歳以下の小児を中心に、コクサッキーA群やエンテロウイルスの感染により、手掌・足底・口腔内・殿部等に特有の小疱疹が認められる疾患です。 感染経路は飛沫感染、接触感染、糞口感染であり、一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。保育園、幼稚園など乳幼児の集団生活の施設では感染の拡がりを防ぐのは難しいことですが、職員と子ども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。 手洗いは流水と石けんで十分に行うこと。また、タオルの共用はしてはいけません。

この病気は症状が回復した後も比較的長期間にわたって便などからウイルスが排泄されることがありますし、感染しても発病しないままウイルスを排泄する人もいると考えられます。発病しても、軽い症状だけで治ってしまうことがほとんどであり、感染してはいけない特別な病気ではありません。これまでほとんどの人が子どもの間にかかって、免疫をつけてきた感染症でもあります。 このことからも、発熱や水疱がなくなり感染しやすい時期が過ぎれば、回復した児に対して長期間の欠席を求めることは現実的ではありません。 大切なことは、日頃からのしっかりとした手洗です。次の資料等を参考にて感染対策にご活用ください。
2011/4/27
関東における麻しん患者増加について
2011年4月に入り東京都(特に23区の南西部)及び神奈川県において、麻しん患者の増加がみられています。今後、これらの地域を中心に、麻しん患者が増加する可能性や、市内での発生が懸念されています。麻しんの流行を防ぐため、下記の対策をはじめとして、麻しんに対する一層の対策をお願いいたします。

1.麻しん風しんの定期予防接種未接種者への積極的勧奨
第3期・第4期未接種者(幼稚園におかれましては第2期未接種者)に対しては、速やかに接種を受けることを勧奨していただきますよう、お願いいたします。感染拡大防止の観点から、特に大型連休前の接種が望まれます。

2.学校における麻しん対策ガイドラインの確認
予防接種の積極的勧奨を行っていただくと共に、麻しん発生時の対応についても再度ご確認いただきますよう、お願いいたします。
2010/9/15
保育園サーベイランス
国立感染症研究所感染症情報センターにて、保育園の欠席者・発症者情報収集システム(保育園サーベイランス)が開発されました。 本システムは、保育施設において感染症の発生状況を早期に探知・共有し、健康被害の発生を最小限にすることを最大の目的としています。
感染症対策は、「記録」・「連携」・「早期探知」が大切です。システムを導入することにより、情報が自動的に記録、整理され、感染症発生の早期を見つけることができます。また、早期探知することで、速やかに専門家(校医・専門医・保健所・主管課 等)と連携をとることができ、集団発生や二次感染などの感染拡大による被害が大きくなる前に、抑えることができます。

← ※クリックするとPDFファイルでご覧頂けます。



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 ・メリット1  保育園ごとに解析資料を自動作成 集計表・グラフ・地図の表示
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 ・メリット3  近隣の状況 中学校区単位での流行状況の地図情報
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保育園サーベイランス
園内や近隣地区でどの程度の感染流行があるか常に観測し、子どもの健康を守ります。
新型インフルエンザ(2009年H1N1流行時)の情報 新型インフルエンザ対策の資料等を掲示しております。学校・施設等での感染対策にお役立てください。
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