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蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針

昨年8月、70年ぶりに国内でデング熱に感染した症例が報告されました。現在デング熱についてはワクチン等が存在しないため、蚊媒介感染症のまん延防止対策が重要とされています。
このような状況を踏まえ、本日、蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針が公布され、施行されましたので、お知らせします。
和歌山市では、患者の発生動向を注視し、調査の強化を行っています。つきましては、下記の要件を目安として、行政検査を実施する体制を整えていますので、直ちに情報提供お願いいたします。

《デング熱を疑う目安》
海外の デング熱流行地域から帰国後、あるいは渡航歴がなくてもヒトスジシマカ活動時期に国内在住者おいて、 Aの2つの所見に加え、Bの2つ以上の所見を認める場合にデング熱を疑う。
(A)必須所見
1. 突然の発熱( 38 ℃以上)
2. 急激な血小板減少
(B)随伴所見
1.皮疹
2.悪心・嘔吐
3.骨関節痛 ・筋肉痛
4.頭痛
5.白血球減少
6.点状出血(あるいはターニケットテスト陽性)

■デング熱診療ガイドライン(第1版)→ファイル 831-1.pdf