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国内で検出されたポリオウイルスワクチン株

2014 年12 月に熊本市で感染性胃腸炎と診断された患者からポリオウイルス1 型ワクチン株が検出された事例の報告がありましたのでお知らせします。
今回、ポリオウイルスが検出された症例は、海外でOPV 接種を受けた後のワクチン株による感染性胃腸炎事例であり、VDPV でもなく、OPV を用いている国々で報告されるワクチン関連麻痺等ポリオ症例でもありません。
今後もワクチン株、VDPV や野生株ポリオウイルスの国内への輸入は想定され、現在国内で定期接種として導入されているIPV の接種率を高く維持し、十分な抗体保有率を保持することが重要と考えられます。
●国内で検出されたポリオウイルスワクチン株について→ファイル 827-1.pdf