このほど、厚生労働省において急性灰白髄炎(ポリオ)の予防接種について実施状況がとりまとめられました。
接種率が平成23年度秋シーズンでは75.6% 平成23年度春シーズン83.5%に比べ7.9ポイント減となっています。
平成23年度 春シーズン83.5% 秋シーズン75.6%
平成22年度 春シーズン99.4% 秋シーズン90.8%
平成21年度 春シーズン94.1% 秋シーズン83.4%
不活化ポリオワクチンは平成24年秋頃を目指して導入できるよう取り組まれていますが、現時点では導入時期や供給体制については、未定です。
不活化ポリオワクチンの導入まで接種を見合わせることにより、ポリオに免疫を持たない人が増え、国内でポリオの流行が起こってしまう危険性が指摘されています。急性弛緩性麻痺患者の診療の際には、ポリオである可能性も念頭におき、ポリオ患者が発生した場合には、直ちに届出いただきますようお願いします。
■ポリオ生ワクチン接種率の推移 →ファイル 489-1.pdf
■ポリオ保護者向けリーフレット →ファイル 489-2.pdf
ポリオとポリオワクチンの基礎知識(Q&A)