第17週(4月19日〜4月25日) |
風しんと先天性風しん症候群の予防について 小児科定点からの全国の 「風しん」 患者数は,今年になって一部の地域(群馬県,大分県,鹿児島県,宮城県,埼玉県など)で多く報国されています。全国 3000 の小児科定点医療機関から第 13 週 194 件の報告で感染症法施行以降最高値となり,第 14 週でも 183 人の報国がありました。第 15 週では,群馬県,埼玉県と隣接する栃木県で増加がみられています。 |
咽頭結膜熱 [ 警報継続発令中!! ] |
冬場の流行は少ない「咽頭結膜熱」ですが, H15 年末から引き続き報告があります。第 15 週 12 件,第 16 週 7 件,第 17 週 8 件で,今後ますます増加することも危惧されます。岩出管内でも第 15 週 3 件,第 16 週 5 件,第 17 週 4 件で警報が継続しています。 年齢別報告数では, 1 歳から 4 歳の低年齢児での報告が中心ですが,第 16 週,第 17 週とも小学生での報告もありました。 |
感染性胃腸炎 [ 県内全域で 警報解除! ] |
インフルエンザの流行に伴うように増加した感染性胃腸炎は,第 5 週では昨年より多い 203 件の報告がありピークとなり,第 11 週より減少傾向を示し,第 12 週で警報解除されました。第 15 週で 109 件,第 16 週 115 件,第 15 週 93 件の報告で横ばい状態です。例年と比較すると報告数は高めの状況がつづいていますが,増減しつつ徐々に終息に向かっていくものと思われます。 また,年齢別の報告状況は下図のとおりです。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 |