第14週(3月29日〜4月4日) |
インフルエンザ [ 流行終息・殆どが AH3 型 ] |
IDWR 発表の今シーズンのインフルエンザウィルスの分離・検出報告では,殆どが AH3 型ウィルスで 3,848 件で, N 型別では殆どが N2 であった。 B 型の分離・検出報告は 101 件のみ,全国 30 都道府県から報告されている。 AH 1型ウィル S の分離・検出は 3 件のみで, 2003 年末であった。 |
感染性胃腸炎 [ 県内全域で 警報解除! ] |
インフルエンザの流行に伴うように増加した感染性胃腸炎は,第 5 週では昨年より多い 203 件の報告がありピークとなり,第 11 週より減少傾向を示し,第 12 週で警報解除されました。第 14 週は 113 件の報告でした。例年と同様に増減しつつ徐々に終息に向かっていくものと思われます。 また,年齢別の報告状況は下図のとおりです。 |
咽頭結膜熱 [ 警報継続発令中!! ] |
冬場の流行は少ない「咽頭結膜熱」ですが,今冬は,昨年末から引き続き報告があります。第13週では和歌山市6件,岩出4 件,第14 週では和歌山市8件,岩出6件の報告があり,両地域で警報が継続発令されています。 年齢別報告数では, 1 歳から 4 歳の低年齢児での報告となっています。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 |
高病原性鳥インフルエンザ |
2003 年には,香港,米国,オランダ,ドイツ,韓国で, 2004 年にはベトナムで「高病原性トリインフルエンザ」は発生しています。直近では,ベトナム及びタイ等において,高病原性鳥インフルエンザの感染者及び死亡者が複数でたことで,世界的に注目されています。 |
「鳥インフルエンザ」のような,動物等と人の両者に共通に感染する感染症を「動物由来感染症」「人獣共通感染症」「 ZOONOSIS (ズーノーシス)」などと呼んでいます。多くの種類の感染症があリ,重要なものは,四類感染症に指定されています。動物等を飼育する場合には,充分な知識と注意が必要です。 日常から,飼育の業務を担当した後は,必ず,手洗いとうがいを励行しましょう!また,必要に応じて,手袋やマスクの着用をしましょう! |