第10週(3月1日〜3月7日) |
インフルエンザ |
和歌山市では,平成 15 年の第 52 週に初めて 1 例の報告があったインフルエンザですが,平成 16 年の第 4 週( 1 月 19 日〜 25 日)に急増し,第 5 週( 1 月 26 日〜 2 月 1 日) 639 件,第 6 週( 2 月 2 日〜 8 日) 640 件とほぼ同数でピークとなり,以後第 7 週で 487 件,第 8 週で 226 件,第 9 週で 111 件,第 10 週で 38 件と急速に減少しました。定点あたりの報告数の推移は下図のとおりです。流行の動きはほぼ例年同様でした。 さくらの開花も例年より早いようで,このまま終息することを期待したいです。 |
感染性胃腸炎 [ 警報継続発令中 ] |
インフルエンザの流行に伴うように増加したかん先生胃腸炎は,第 5 週では昨年より多い 203 件の報告がありましたが,第 6 週で 179 件ではやや減少し,第 7 週で 172 件,第 8 週で 182 件,第 9 週で 191 件,第 10 週で 164 件と横ばい状況で増減しています。 【参考】ロタウィルス感染症 Q&A |
咽頭結膜熱 |
冬場の流行は少ない「咽頭結膜熱」ですが,今冬は,昨年末から引き続き報告があり,流行が続いています。第 9 週で 8 件から第 10 週では 4 件でした。今年に入ってから 3 件〜 16 件の間で増減しており,和歌山市,岩出では警報は引き続き発令されています。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 |
高病原性鳥インフルエンザ |
2003 年には,香港,米国,オランダ,ドイツ,韓国で, 2004 年にはベトナムで「高病原性トリインフルエンザ」は発生しています。直近では,ベトナム及びタイ等において,高病原性鳥インフルエンザの感染者及び死亡者が複数でたことで,世界的に注目されています。 |
「鳥インフルエンザ」のような,動物等と人の両者に共通に感染する感染症を「動物由来感染症」「人獣共通感染症」「 ZOONOSIS (ズーノーシス)」などと呼んでいます。多くの種類の感染症があリ,重要なものは,四類感染症に指定されています。動物等を飼育する場合には,充分な知識と注意が必要です。 日常から,飼育の業務を担当した後は,必ず,手洗いとうがいを励行しましょう!また,必要に応じて,手袋やマスクの着用をしましょう! |