和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center

新型インフルエンザ

季節性インフルエンザのページ インフルエンザ(H1N1) 2009のページ

新型インフルエンザとは

新たに人から人に伝染する能力を有することになったウイルスを病原体とするインフルエンザが新型インフルエンザです。
インフルエンザウイルスにはA型とB型がありますが、人で多くの感染者を出して猛威を振るうのは通常A型です。A型インフルエンザウイルスは、ウイルス表面も2つの抗原、赤血球凝集素(Hで表記16種類)とノイラミニダーゼ(Nで表記9種類)を用いて144種類の亜型に分類されます。現在、世界中で感染を繰り広げているのは、H1N1(2009)とH3N2(香港型)です。
新型のウイルスが出現すると、ほとんどの人がそのウイルスに対する免疫を獲得していないため、ウイルスが人から人へと効率よく感染し、急速かつ大規模なまん延を引き起こし、世界的大流行(パンデミック)となるおそれがあります。
2009年(平成21年)には、新型インフルエンザA/H1N1が発生し、世界的大流行を起こしましたが、大部分の人がそのウイルスに対する免疫を獲得したことから、2011年(平成23年)4月に季節性インフルエンザとしての扱いに移行しています。

(鳥インフルエンザについて)
鳥インフルエンザは鳥インフルエンザウイルスを原因として主にトリの間で流行するインフルエンザです。このウイルスは、稀にヒトに感染する可能性があります。1997年に、A(H5N1)型鳥インフルエンザの患者が、香港で報告されました。2004年以来、東南アジア等で患者発生が続いています。*
2013年に、A(H7N9)型鳥インフルエンザの患者が、中国で報告され、中国での患者発生が継続しています。*
鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルスも鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスも、ヒトからヒトへの感染は証明されていませんが、ウイルスが変異して、ヒトからヒトへの感染を持続的に起こし、新型インフルエンザとしてパンデミックを引き起こさないか危惧されています。

*H27.1.22現在

どんな影響があるの?

新型インフルエンザの怖さは、人が免疫を持っていないということだけではなく、そのウイルスの毒性が非常に強い可能性があることです。2009年に世界的大流行した新型インフルエンザ(A/H1N1)は、病原性が季節並みでしたが、高い病原性を持つインフルエンザ等が流行する可能性もあり、その予測は困難です。
また、新型インフルエンザが発生すると4人に1人が感染するといわれています。ほとんどの人が抵抗力(免疫)をもたない新型インフルエンザの発生は、私たちの健康だけでなく、経済的な活動をはじめとする社会機能にも大きな被害を及ぼすことが危惧されています。

和歌山市の想定数は全国の想定数を基に人口配分した数値

(過去の新型インフルエンザの被害等より推定されたもの 和歌山市の想定数は全国の想定数を基に人口配分した数値)

新型インフルエンザ対策


和歌山市新型インフルエンザ等対策行動計画 対策の概要表

一人ひとりにしてほしいこと

自分の健康も家族の健康もひとりだけでは守れない
新型インフルエンザは人から人へとうつっていきます。 ですから、自分ひとりだけで健康を守ることは難しく、家族や友人、職場の仲間たちといっしょに、協力して守る必要があります。 新型インフルエンザについて正しく理解して今からできる準備をしておきましょう。

一人ひとりにしてほしいこと

その他の情報

新型インフルエンザ市民向けパンフレット