公費で受けられるワクチンは3種類(サーバリックス® (2価)・ガーダシル® (4価)・シルガード®9(9価))あります。
HPVワクチンは、次のとおり「標準的な接種間隔」と「予防接種実施規則で定められている接種間隔(最短の接種間隔)」があります。接種間隔をご確認いただき、接種期限(令和7年3月31日)までに3回接種を完了できるよう、接種日のご予約をお願いします。
接種ワクチン (商品名) |
1回目 | 2回目 | 3回目 |
2価ワクチン (サーバリックス) |
初回接種 | 標準:
初回から1か月後接種 |
標準:
初回から6か月後に接種 |
4価ワクチン (ガーダシル) |
初回接種 | 標準:
初回から2か月後に接種 |
標準:
初回から6か月後に接種 最短:2回目から3か月以上あけて接種 |
9価ワクチン (シルガード9) |
初回接種 | 標準:
初回から2か月後に接種 |
標準:
初回から6か月後に接種 最短:2回目から3か月以上あけて接種 |
【接種間隔の考え方について】
・1か月以上あけて接種 : 翌月の同日から接種可能
翌月に同日になる日が存在しない場合には、翌月最終日の翌日(つまり1日)から接種可能
(例1) 1月15日 →→→ 2月15日
(例2) 1月31日 →→→ 3月 1日
※2月には31日がないため、翌日の3月1日となる
・3か月以上あけて接種 : 3月後の接種した日と同日から接種可能
接種した日と同日になる日が存在しない場合には、3月後最終日の翌日(つまり1日)から接種可能
(例1) 9月15日 →→→ 12月15日
(例2) 11月30日 →→→ 3月 1日
※2月には30日がないため、翌日の3月1日となる
いずれかのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
全く受けていない方
HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)※1が起こることがあります。
※接種した部位の症状
発生頻度 | 2価ワクチン (サーバリックス) |
4価ワクチン (ガーダシル) |
9価ワクチン (シルガード9) |
50%未満 | 疼痛*、発赤*、腫脹*、疲労 | 疼痛* | 疼痛* |
10〜50%未満 | 掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など | 紅斑*、腫脹* | 腫脹*、紅斑*、頭痛 |
1〜10%未満 | じんましん、めまい、発熱など | 頭痛、そう痒感*、発熱 | 浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感*、発熱、疲労、内出血*など |
1%未満 | 知覚異常*、感覚鈍麻、全身の脱力 | 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、硬結*、出血*、不快感*、倦怠感など | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血*、血腫*、倦怠感、硬結*など |
頻度不明 | 四肢痛、失神、リンパ節症など | 失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など | 感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
※1 重いアレルギー症状:呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、神経系の症状:手足の力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等
引用:厚生労働省(小学校6年〜高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ)
(参考)厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)
キャッチアップ接種については、厚生労働省作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの効果・リスクについてご理解いただいたうえで、接種をお受けください。
厚生労働省のホームページもご参照ください。
ヒトパピローマウイルス感染症〜子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン〜(厚生労働省)
受けるにはどうしたらいいの?
市内の実施医療機関に必ず予約の上、本人確認書類(健康保険証など)と母子健康手帳または接種済証を持って受診してください。
予診票は、市内の実施医療機関にありますので、ご利用ください。料金は無料です。
母子健康手帳や接種済証を紛失等のため、接種記録を確認できない方は、保健所にお問い合わせ
ください。
実施医療機関
※予防接種を受ける際は、本人の同意(署名)で接種を受けることができます。
和歌山市外で接種を希望される場合
※和歌山県内での予防接種を希望される方へ 〜かかりつけ医が市外にある場合など〜
和歌山県の広域化制度を使って市外の医療機関で接種できる場合があります。この場合、予診票は県内の医療機関にはありませんので、事前に保健所までご連絡ください。
※和歌山県外での予防接種を希望される方へ 〜かかりつけ医が県外にある場合など〜
こちらをご覧ください