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ダニからの感染症

現在、重症熱性血小板減少症候群 (SFTS)を中心にダニからの感染症が報道されています。和歌山市では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の情報提供は現在ありませんが、日本紅斑熱については平成22年~24年にかけて6例届出されています。これから、春から秋にかけて山菜採り、キャンプ、ハイキング、登山、ゴルフ、農作業など、山や草むらで活動する機会が多くなる季節となりますので、ホームページにて市民に対して啓発を行っていますので、お知らせします。

市民向け啓発ページ

また、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)をはじめ、ダニからの感染症が疑われる症例があった場合は情報提供いただきますようお願いいたします。
《日本紅斑熱・つつが虫病・ライム病等》
臨床的特徴を呈し、症状や所見から疾病が疑われる場合は行政検査にて検査診断を進めますので、情報提供願います。
《SFTS:情報提供を求める患者の要件》
 38度以上の発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血のいずれか)を呈し、血液検査所見で血小板減少(10万/mm3未満)、白血球減少(4000/mm3未満)及び血清酵素(AST、ALT、LDHのいずれも)の上昇が見られ、集中治療を要する若しくは要した又は死亡した者。
ただし、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。