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発生動向(医療従事者向け疫学情報)

「新型インフルエンザの発生動向 ~医療従事者向け疫学情報~ 」
が厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部より取りまとめられていますので情報提供いたします。 → ファイル 47-1.pdf

ポイント
○ 11月中旬までに国民の14人に1人程度がインフルエンザで医療機関を受診したと推定され、受診者の1200人に1人が入院し、入院患者の16人に1人が重症化し、受診者の14万人に1人 が死亡したものと推計される。
○ 全入院のうち基礎疾患を有さない方が約64%を占めているが、基礎疾患を有する頻度が低い年代に入院患者が集中していることが、全体として基礎疾患のない方の入院の割合を押し上げている可能性がある。
○ 50名の死亡者の分析によると、発症から死亡までが平均5.6日(中間値3日)であり、早い経過で亡くなっており、入院を要すると判断されてから死亡するまでの期間も平均で3.7日(中間値2日)と短期間である。
○ 主治医の報告に基づく直接死因として、20歳未満では急性の心筋炎や脳症、肺炎などが報告されている。20歳以上では、急性肺炎が死因の20%を占めている。
○ 推定受診者当たりの入院率と重症化率を週別でみると、それぞれ0.08%、0.006%程度で横ばいに推移している。