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ウイルスサーベイランス(薬剤感受性試験)

和歌山市において、インフルエンザが2011年第1週に入り定点当患者数が1.73となり流行の始まりと考えられます。今シーズン市内ウイルスサーベイランスでは9割近くがA/H1(新型)が検出されている状況です。
昨シーズン、流行株のほとんどは、オセルタミビル(商品名タミフル)およびザナミビル(商品名リレンザ)に対して感受性であるが、散発的には、オセルタミビル耐性株が国内外で検出され、市内でも2例検出されました。これら耐性株のほとんどは、オセルタミビルの予防投与または治療投与中のケースから散見され、現時点では、耐性株がヒトからヒトへと感染伝播した例はほとんど無く、感染拡大は認められていません。
今シーズンにおいても、市内の耐性株の発生状況を定期的に把握していますので情報提供いたします。
採取日  2010/11/15~12/6
検体数  9件体
結  果  オセルタミビル(商品名タミフル)に対して感受性(9検体全て)