第38週(9月15日〜9月21日) |
細菌性赤痢 |
第2類感染症である「細菌性赤痢」の発生届けがありました。20歳代の女性,15日に中国より帰国,16日より発熱,下痢,粘血便等あり医療機関を受診。検査の結果,赤痢菌が検出され,20日細菌性赤痢と診断されました。 細菌性赤痢は,市内では,平成11年に2件,平成12年に1件,平成13年,14年は0件でした。 インド,東南アジア等からの帰国者に多く見られます。最近中国からの帰国者にも発生があります。 細菌性赤痢は,潜伏期間1〜5日,主な症状は粘血便,下痢,しぶり腹,発熱等です。感染経路は経口感染で,食事や飲み水を介して感染します。有効な抗菌薬の内服で菌は陰性化します。 |
ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱・手足口病 |
ヘルパンギーナは,4件,「咽頭結膜熱(プール熱)」は0件,「手足口病」は3件と減少しました。厚さ寒さも彼岸まで」のことばどおり、ずいぶん涼しくなりました。例年より流行が長引いていましたが,そろそろ終息しそうです。 |
麻疹(はしか) |
和歌山市の「麻疹(はしか)」は,第28週16件をピークとして,第31週以降,6件, 5件, 6件, 6件と横ばい,,第35週2件,第36週0件,第37週1件,第38週0件と、ほぼ終息を迎えたようです。成人麻疹の報告も引き続きありませんでした。 |
学校や保育所など,集団生活の中で流行しないよう,予防接種がまだの人は体調のよいときに予防接種を受け,感染を予防しましょう。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 麻疹や風疹は予防接種で感染を予防できます。いずれも満1歳〜満7歳6か月になるまでの間にかかりつけ医で接種できます。 満1歳になったら,できる限り早く麻疹の予防接種を! 引き続き風疹の予防接種を! また,7歳6か月を過ぎた方でまだ予防接種を受けていない人では,任意接種(有料)になりますが,大きくなってから罹患することを予防するためにも接種することをお勧めします。かかりつけ医にご相談ください。 |