第37週(9月8日〜9月14日) |
ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱・手足口病 |
ヘルパンギーナは,4件から9件に増加,「咽頭結膜熱(プール熱)」3件から1件に,「手足口病」8件から10件とほぼ横ばいです。残暑が厳しい影響でしょうか、いずれもピークを過ぎていますが,例年に比べ3大夏風邪の流行の終息が遅くなっています。 |
麻疹(はしか) |
和歌山市の「麻疹(はしか)」は,第28週16件をピークとして,第31週で6件, 第32週5件, 第33週6件, 第34週6件と横ばい状態が続き,第35週2件,第36週0件でしたが,第37週は1件報告がありました。成人麻疹の報告は引き続きありませんでした。 |
学校や保育所など,集団生活の中で流行しないよう,予防接種がまだの人は体調のよいときに予防接種を受け,感染を予防しましょう。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 麻疹や風疹は予防接種で感染を予防できます。いずれも満1歳〜満7歳6か月になるまでの間にかかりつけ医で接種できます。 満1歳になったら,できる限り早く麻疹の予防接種を! 引き続き風疹の予防接種を! また,7歳6か月を過ぎた方でまだ予防接種を受けていない人では,任意接種(有料)になりますが,大きくなってから罹患することを予防するためにも接種することをお勧めします。かかりつけ医にご相談ください。 |
細菌性髄膜炎・無菌性髄膜炎 |
細菌性髄膜炎が第35週1件,第36週1件、第37週2件と続いて報告されています。年齢は1歳が1件,40-49歳が1件でした。また,無菌性髄膜炎は第35週1件,第37週1件で年齢は10-14歳でした。 |
性器クラミジア感染症・性器ヘルペスウィルス感染症等 |
月間報告の8月分までの報告状況で,「性器クラミジア感染症」及び「性器ヘルペス感染症」が累積でそれぞれ36件(平成14年11件),31件(平成14年24件)と例年と比較して増加の傾向にあります。特に,15-19歳での報告が多く,若年での性感染症のまん延状況が伺われます。 |