第32週(8月4日〜8月10日) |
ヘルパンギーナ |
和歌山市では、第27週〜29週がピークで100件前後の報告がありましたが,第30週では49件と半減,第31週は53件と微増,第32週では28件と半減しました。昨年と比較すると2週ほど早くピークを迎えましたが,その分早めに減少してきています。0歳から8歳以下の年少者で,1歳,2歳に多く報告されています。 |
咽頭結膜熱(プール熱) |
和歌山市で7件と急増しています。1歳から5歳まで1名ずつ,7歳が2名の報告でした。注意が必要です。全国的に,昨年の2−3倍の報告数となっています。 |
手足口病 |
10件の報告で横ばい状態です。昨年は第30週にピークを迎え,47件の報告でした。今年の夏はいまのところ,1/2〜1/3程度の報告数です。 |
「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」「手足口病」は3大夏かぜといわれています。7月から8月がピークで、殆どが乳幼児です。突然高熱が出たり,口の中の発疹で食事が取れなかったりし,脱水傾向になります。水分補給を十分にしてください。小さい子どもさんの健康管理,十分に注意して,早めの受診,適切なケアをこころがけましょう。 |
麻疹(はしか) |
和歌山市の「麻疹(はしか)」は,第27週で11件,第28週で16件、第29週で9件,第30週で3件と減少傾向でしたが,第31週は6件,第32週では5件と報告が続いています。年齢別では,1歳2件,4歳,5歳と1件ずつ,10−14歳で1件でした。また,成人麻疹は0件でした。予防接種未接種者で未感染の人は予防接種をおすすめします。 |
感染性胃腸炎 |
「感染性胃腸炎」はやや減少してきていますが,昨年の同時期と比較すると2−3倍報告されています。幼児から50歳代まで幅広い年齢層で報告されています。 |
感染症対策で最も有効な予防法は予防接種です。 麻疹や風疹は予防接種で感染を予防できます。いずれも満1歳〜満7歳6か月になるまでの間にかかりつけ医で接種できます。 満1歳になったら,できる限り早く麻疹の予防接種を! 引き続き風疹の予防接種を! また,7歳6か月を過ぎた方でまだ予防接種を受けていない人では,任意接種(有料)になりますが,大きくなってから罹患することを予防するためにも接種することをお勧めします。かかりつけ医にご相談ください。 |
マイコプラズマ肺炎 |
4件の報告がありました。昨年と比較すると今年は夏場にも散発的に報告があります。6か月―12か月未満で2件,1歳で2件でした。 |