和歌山市は、厚生労働省の通知を受け、平成17年5月30日以降、日本脳炎予防接種を積極的に接種勧奨しないこととしており、平成22年3月4日現在もその状況は変わりません。
そのような状況の中、新しい製法の日本脳炎ワクチン「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」が薬事法で承認され、平成21年6月2日以降、定期予防接種での日本脳炎予防接種第1期で使用可能なワクチンとして予防接種法で位置付けられました。
一方で、3月9日をもって、従来使用されていた日本脳炎ワクチン(マウス脳由来による)の使用期限が到来します。したがって、予防接種法に基づく日本脳炎の予防接種は、3月10日以降は、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンでの接種となります。しかし、法律上、第2期予防接種に使用するワクチンには、位置付けられていないため、当面の間、定期の第2期予防接種を受けることはできません。
現在、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの第2期予防接種への位置付けについて、また接種の機会を逃した子どもたちへの対応等を厚生労働省等で検討中です。和歌山市としましても、今後新たな対応策がわかれば、お知らせしていく予定です。
- ※積極的な接種の勧奨はしておりませんが、強い希望がある場合や流行地域(朝鮮半島、台湾、中国、タイ、ベトナム等の東南アジア)に渡航する場合は、平成22年3月10日以降は、第1期接種の対象の方(生後6か月〜7歳半未満の方)のみ、無料で接種を受けることができます。医療機関または保健所にご相談ください。
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※接種の勧奨再開時期はまだ未定ですが、現在お持ちの日本脳炎第1期、第2期予防接種券・予診票はそのまま保管してください。