和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center

病気の説明
日本脳炎ウイルスの感染によっておこる中枢神経の疾患です。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカ(水田等に発生する蚊の一種)などがヒトを刺すことによって感染します。東アジア・東南アジアにかけて広く分布する病気です。
感染しても症状が現れずに経過する場合がほとんど(過去には、100人から1000人の感染者の中で一人が発病すると報告されています)ですが、症状が出る場合には、6〜16日間の潜伏期間の後に、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、引き続き急激に、光への過敏症、意識障害、けいれん等の中枢神経障害(脳の障害)を生じます。大多数の方は、無症状に終わりますが、脳炎を発症した場合20〜40%が死亡に至る病気といわれています。
昭和50年代〜平成2年までは50名を超える発生があった年もありましたが、平成4年以降の報告患者は年間10名未満です。近年報告されている患者の年齢は、高齢者が多くを占めていましたが、小児の患者も発生しています。
発生状況は地域によって大きく異なり、大部分は九州・沖縄地方及び中国・四国地方で発生しています。
ワクチンと副反応
現在使用されているワクチンは、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(不活化ワクチン)です。
ワクチンの添付文書によると、主な副反応として、発熱、咳漱、鼻漏、注射部位紅斑がみられ、これらの副反応のほとんどは接種3日後までにみられたとされています。
なお、ショック、アナフィラキシー様症状、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳症、けいれん、急性血小板減少性紫斑病などの重大な副反応の発生も否定できません。
従来使用していたマウス脳由来日本脳炎ワクチンで過去に1期の接種をしたことのある方が、現在使用されている乾燥細胞培養ワクチンで1期の追加や2期の接種をしても、効果・副反応について問題はありません。
(乾燥細胞日本脳炎ワクチンは、平成21年6月2日から使用されているワクチンです。)
ワクチンを受ける時期
標準接種時期
合計3回接種
1期:生後6か月〜90か月に至るまで。
 ・初回接種(2回):できるだけ、3歳で受ける
 ・追加接種(1回):できるだけ、4歳で受ける
2期:9歳〜13歳未満 できるだけ9歳で受ける。

[特例対象]平成17年からの積極的な勧奨の差し控えにより、受けられなかったお子様についてはこちら。
受け方
医療機関によっては、予約が必要な場合があります。医療機関にお電話などで予約・連絡後に受診してください。
持って行く物:母子健康手帳・予診票(家で記入しておきましょう。)

承諾医療機関一覧(日本脳炎/1期)

承諾医療機関一覧(日本脳炎/2期)

予防接種を受ける前の一般的注意事項
他の予防接種との間隔
BCG、麻しん風しん、水痘、おたふくかぜ、ロタなどの接種後は、4週間(27日)以上あけてください。
不活化ポリオ、日本脳炎、インフルエンザ、ヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎などの接種後は、一週間(6日)以上あけてください。
(財)予防接種リサーチセンター 「予防接種ガイドライン2013年度版」より転載(一部改変)
お問い合わせ
和歌山市保健所 保健対策課 感染予防対策班
TEL 073-488-5118 FAX 073-431-9980
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