和歌山市における蚊の生息状況調査
世界的に、蚊を媒介とする感染症は数多く発生しており、特に熱帯・亜熱帯地域で広く流行しています。これまで、日本国内では大きな流行は確認されていませんが、海外で感染したと考えられる輸入症例が報告されています。
和歌山市では、デング熱などの蚊媒介感染症のまん延を防止するため、ウイルスを媒介する可能性のある蚊の実態調査およびウイルス保有状況の調査を実施しています。
和歌山市では、デング熱などの蚊媒介感染症のまん延を防止するため、ウイルスを媒介する可能性のある蚊の実態調査およびウイルス保有状況の調査を実施しています。
- 調査場所
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国内外から多くの観光客が訪れる和歌山城において調査を行っています。
- 調査期間
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蚊が活動する6月から10月までの期間に、毎月1回 調査を実施しています。
- 調査対象
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蚊の種類 シマカ イエカ 主な
媒介感染症デング熱
ジカウイルス感染症ウエストナイル熱
日本脳炎 - 調査方法
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[1] 人囮法(ひとおとり法)による調査
調査員がおとりとなり、調査地点に8分間 立ち、その間に吸血のために飛来する蚊を網で捕集する方法です。[2]BGセンチネルトラップによる捕集調査
吸血する蚊を誘引する匂いを発する捕集装置(トラップ)を 約24時間設置し、装置内に誘引された蚊を回収する方法です。[3]炭酸ガス・ライトトラップによる捕集調査
平成28年から令和5年度まで、厚生労働省大阪検疫所と共同調査を実施し、調査方法[1][2][3]に加え、蚊幼虫(ボウフラ)調査を行いました。
蚊が動物の呼気に含まれる二酸化炭素と光に誘引される習性を利用した装置を 約24時間設置 し、誘引された蚊を回収する方法です。ドライアイスと小型電球を用いて蚊を誘引します。 -
[4]オビトラップによる捕集調査
オビトラップは、蚊が水面付近に卵を産みつける習性を利用したものです。小さなバケツを使用し、その中に水と白色の紙(オビ)を入れます。そこに産みつけられた卵と、水中にふ化した幼虫の数や種別を調査します。