麻しん・風しん混合（MR）ワクチン及び麻しんワクチンの製造販売会社による自主回収について｜和歌山市感染症情報センター

麻しん・風しん混合（MR）ワクチン及び麻しんワクチンの
製造販売会社による自主回収について
令和６年１月、武田薬品工業株式会社より、『乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」』（ＭＲワクチン）及び『乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」』の一部ロット製品について、麻しんウイルスの力価（効果を表す値）が有効期限内に承認規格を下回る可能性があるため自主回収を行うと発表がありました。

回収対象のロット製品については、品質や安全性に問題はなく、自主回収までに接種された方であっても、ウイルスに対する感染予防効果は得られていると報告されています。
定期予防接種対象者で麻しん風しんワクチンを未接種の方へ

現在ワクチンの出荷量の調整が行われており、一時的に供給が不安定になる場合があります。麻しん風しん第１期（１歳以上２歳未満）の対象者で期限が迫っている方は、早めに医療機関にお問い合わせください。

自主回収の対象品は以下のとおりとなります。

■乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」

ロット番号	有効期限	承認規格を下回る可能性を否定できない期間
Y302	2024年1月18日	2023年12月14日以降
Y303	2024年2月15日	2023年8月26日以降
Y305	2024年3月28日	2023年8月26日以降自主回収開始（2024年1月16日）時点までの期間について、承認規格は満足すると考えられています。
Y306	2024年4月2日
Y307	2024年4月26日
Y308	2024年5月28日
Y309	2024年5月28日
Y311	2024年8月9日
Y312	2024年8月31日
Y313	2024年9月5日

■乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」

ロット番号	有効期限	承認規格を下回る可能性を否定できない期間
F112	2024年2月7日	2023年12月8日以降
F113	2024年5月31日
F114	2024年9月4日

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン及び乾燥弱毒生麻しんワクチンの製造販売業者による自主回収への対応について【厚生労働省】

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」および乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」の自主回収について (takeda.com)【武田薬品工業株式会社】

承認規格を下回る可能性を否定できない期間に接種された方へ
承認規格を下回る可能性を否定できない期間に上記のワクチンを接種され、有効性に不安を感じられる方への対応として、医師が麻しん抗体検査を実施する必要があると判断された場合は、抗体検査及び抗体価測定の結果後の追加接種を武田薬品工業株式会社が費用負担すると示されています。まずは、接種した医療機関にご相談ください。