和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center
 毎年日本で新たに結核と診断される人は約1万8千人、和歌山市では、平成27年は66人です。そのうち33%のひとは、タンの中に結核菌が出ている感染性の結核です。結核はけっして「過去の病気」ではありません。
 タンの中に結核菌が出るようになった患者さんが、せきやくしゃみをするとしぶきが飛び散ります。このしぶきの中の結核菌を吸い込むことで感染します。でも結核菌を吸い込んでも、鼻やのど・気管支で結核菌が止まれば感染しません。 肺胞に入って増殖してしまうと「感染」した状況になります
 結核菌の感染を受けたからといってみんなが発病するわけではありません生涯を通じて感染を受けたひとの1割から2割が発病するといわれています。
多量の菌を吸い込んだり、十分な免疫が働かなかったり、免疫が低下した場合など 例えば、糖尿病・透析を受けている人・ステロイドホルモン剤を長期に服用しているなど発病しやすいと言われています。結核は感染後2ないし3か月から数十年にわたり発病しますが、70%から80%は2年以内に発病するといわれています。
@長引くせき
Aタン
B発熱
C胸痛
D血タン
E身体がだるい
Fやせた
G微熱が続く など
これらの症状が2週間以上続いたら、要注意です。
@ 喀タン検査 (最も重要な検査です。)
   確定診断のためには、結核菌を証明することが大切!
   初診時には、3回連続で行います。 A 胸部エックス線検査
   病巣があるかどうかをみる検査です。
B CT検査
   病巣の詳しいことがわかります。
 ほとんどの結核は、複数の薬を6か月〜9か月間飲み続ければ、治せます。
結核の薬は長期に服薬するので、副作用が現れることがあります。
 副作用と思われる症状がありましたら、勝手に中断することなく医師に相談して下さい。
薬を飲んだり飲まなかったりすると耐性菌をつくってしまいます。
 健診の必要性、内容や時期は、接触した人の年齢や患者さんの状況によって異なります。
@ 胸部エックス線検査
   結核が発病しているかどうかをみる検査です
A IGRA検査(クオンテイフエロン検査・Tスポット検査)ツベルクリン反応検査
   結核に感染しているかどうかをみる検査です。
※必要な健診は、公費(自己負担なく無料)で受けられます。健診の内容や時期は、保健所の保健師が相談させていただきます
 BCGは、弱毒化した結核菌の予防接種です。
みなさんの左腕に針の跡があるはずです。(いくつありますか?)
BCGは、特に小児の重症の結核の予防に有効です。
効果は、十年以上続くといわれていますが、生涯を通じて予防できる訳ではありません。


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