世界エイズデーは、１９８８年に、世界保健機構が、エイズまん延防止と感染者に対する差別・偏見を防止することを目的に制定されたことが始まりです。
令和6年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマ
「Ｕ＝Ｕ 知ることから、もう一度。12 月１日は世界エイズデー。」
U＝Uとは？
ＨＩＶ治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できないくらい抑えられている状態が、６ヶ月以上継続しているＨＩＶ陽性者からは、性行為によってＨＩＶが感染することがないことが確認されています。
このことを、Undetectable（検出限界値未満）＝Untransmittable （ＨＩＶ感染しない）、略して「Ｕ＝Ｕ」と呼びます。
どうして今、U=U？
ＨＩＶは医療の進歩により、感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、ＨＩＶに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。
つまり、ＨＩＶ陽性者の生活は大きく変わり、ＨＩＶ感染の予防にも様々な選択肢が用意されるようになりました。
しかし、そうした現状が十分に知られておらず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。そのことがＨＩＶ感染を心配する人たちを検査や治療から遠ざけ、また、差別や偏見を招く要因の一つになっているとも言われています。
そこで、「Ｕ＝Ｕ」という言葉を知ることを契機に、もう一度ＨＩＶ／エイズのことを皆で考えてみましょうというメッセージが込められています。
和歌山市の世界エイズデー関連事業
①イオンモール和歌山にて「世界エイズデーイベント」実施
【日時】11月30日（土）10～16時
【内容】パネル展示や啓発物配布など。
クイズ（参加賞あり）など楽しい催し物も行います。
②市堀川の水辺周辺や和歌山城ホールをライトアップ
【日時】12/1（日）～12/7（土）
市堀川の水辺周辺 17時～23時
和歌山城ホール 日没後～22時
【内容】エイズへの理解と支援の象徴である「レッドリボン」にちなみ赤く点灯
③無料HIV抗体検査
【日時】毎週火曜日18時～19時20分、第1・３木曜日9時～10時20分
【場所】和歌山市保健所
【費用】無料（匿名、要予約、梅毒・クラミジアの同時検査も実施しています）
問い合わせ・検査予約
和歌山市保健所保健対策課
電話073-488-5118（平日8時30分～17時15分）