■GWで報告医療機関の診療時間数が減少していますので、各疾患で一時的に報告数が減少しているように感じますが、
前週と同様に注意が必要です。
これから特に注意が必要な感染症は、・溶連菌感染症・咽頭結膜熱・感染性胃腸炎です。
感染性胃腸炎については、この時期はロタウイルスによる胃腸炎が多く含まれることが考えられます。
ロタウイルスは2歳以下の小児が初感染した場合には重症化する場合があるので、乳幼児は最も注意が必要です。
■流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)依然、例年に比べ高い報告数で推移。注意報継続中。
流行レベル | 推移 | コメント |
インフルエンザ | 報告数としては減少していますが、例年同時期に比べ多い報告数です。まだまだ、油断することなく、注意しましょう。 | ||
RSウイルス感染症 | 報告はありません。 | ||
咽頭結膜熱 | 春から夏にかけて流行する感染症です。 増加傾向で推移していますので、これから注意が必要です。 |
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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 春から夏、冬季の2つの時期をピークとして流行がみられます。 増加傾向の報告数です。今後、注意が必要です。 |
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感染性胃腸炎 | 新学期がはじまり増加傾向になっています。例年同時期に比べ多い報告数です。特にロタウイルスによる感染性胃腸炎が増加しています。注意しましょう。 | ||
水 痘 | 今シーズンの報告数は少数で推移しています。 | ||
手足口病 | 少数の報告ですが、これから増加してくることが予想されます。 | ||
伝染性紅斑 | 報告はありません。 | ||
突発性発疹 | 例年の報告数と同水準で推移しています。 | ||
百日咳 | 報告はありません。 | ||
ヘルパンギーナ | 報告はありません。 | ||
流行性耳下腺炎 | 依然、高い報告数で推移しています。引き続き注意が必要です。 |
麻しん |
現在、発生はありません | 県内発生はありませんが、全国的に例年より高い報告数で推移しています。 他府県では海外からの麻しんの感染(渡航歴のある患者)報告が継続しています。 また、その患者との接触による集団発生等が、国内各地で起きています。 |
風しん |
現在、発生はありません |