手洗い・うがいの励行,マスクの着用など注意が必要です!
和歌山市内においては、第47週に1例が初報告されたインフルエンザは、第51週には218件、第52週には222件報告され、注意報が発令されました。例年と比較すると非常に早い立ち上がりとなりました。第1週では、冬休みをはさんで132件とやや減少しましたが、第2週では280件と増加しており、流行期に突入、第3週では468件と倍増し、警報が発令されました。第4週は561件でピークに達しました。第5週455件、第6週289件と減少傾向にありますが、引き続き警報は発令中です。市内の小・中学校での学級閉鎖の報告は以前より少なくなりましたが、報告は続いています。
IDWR(第4週)の報告によると、2005年第36週から2006年第4週までの累積患者報告数は433,462人で、年齢別では5〜9歳が123,878(28.6%)で最も多く、次いで0〜4歳が113,344(26.1%)であり、14歳以下が全体の約68.4%を占めています。
IDWR(第4週)では,第36週以降,AH3型は793件(83.5%)、AH1型は154件(16.2%)の分離が報告されています。これまでのところ殆どがA型(99.7%)であり、その多くがAH3型です。
インフルエンザ流行期はピークを過ぎましたが、人出の多い場所への不要な外出は控え,日ごろからの健康管理、うがい、手洗い励行など基本的な生活習慣を大切にしましょう。また、発熱等の症状が出た場合には、早めに受診し、正しい診断と適切な処置をうけましょう。