「流行性耳下腺炎」は「約4年ごとに増える傾向がみられている。2005年には報告数が増加する可能性が高い」(第15週IDWR)と予想されていました。
和歌山市でも、第42週に警報が発令されました。その後、増減を繰り返しながらも警報は継続中です。年齢別報告数では、6歳以下の報告がほとんどでした。保育所や幼稚園、小学校低学年での初感染のようです。
県内では、和歌山市が報告数45例(定点あたり5.00)で警報発令、高野口管内で18例(定点あたり4.50)となり高野口管内で警報継続、海南で9例(定点あたり4.50)となり注意報が発令されています。和歌山市の報告数は過去5年と比較しても、この時期として非常に数多いものとなっています。全国的には第47週のIDWRで定点当たりの報告数は横ばいであったとのことです。
例年、流行性耳下腺炎の発生は秋季にいったん減少がみられ、その後冬季に向かって増加していくため、今後とも注意が必要です。