夏かぜの流行のシーズンです。市内で「ヘルパンギーナ」と「咽頭結膜熱」、「手足口病」が増加の兆しをみせています。県内では「ヘルパンギーナ」は海南管内で6件(定点当たり3.00)で警報継続中、田辺管内で17件(定点当たり4.25)で警報継続中です。「咽頭結膜熱」は高野口管内で5件(定点当たり1.25)で警報発令されており、田辺管内で2件(定点当たり0.50)で警報継続中、新宮管内で6件(定点当たり3.00)で警報発令されています。また、「流行性耳下腺炎」は海南管内で8件(定点当たり4.00)、岩出管内で12件(定点当たり3.00)、高野口管内で13件(定点当たり3.25)で警報継続中です。
夏休みに入り,子供さんの行動範囲も広がると思います。お子さんの健康に気をつけてください。
和歌山市では第27週40件、第28週40件、第29週37件と横ばい傾向が見られます。県内では海南管内で6件(定点当たり3.00)で警報継続中、田辺管内で17件(定点当たり4.25)で警報継続中です。流行の時期を迎え、報告数も増加しています。今後の動向に注意が必要です。
第23週IDWRより、「過去10年間をみると、第28週を中心に第29週、第27週の3つの週のいずれかに報告数のピークがみられている。今後流行のピークが予想される7月中旬に向けて、さらに発症者が増加するものと予想されるため、より一層の注意が必要である。」とされています。年齢別報告数では、幼児が中心で1歳にピークを認めています。
和歌山市 | 和歌山県 | |||
麻疹 | 風疹 | 麻疹 | 風疹 | |
5月2日〜6月5日 | 0 | 1 | 1 | 6 |
6月6日〜7月24日 | 0 | 0 | 0 | 2 |
第13週以降報告のなかったマイコプラズマ肺炎でしたが、第18週で1件(定点当たり0.33)報告されて以来、第19・20週と続けて4件(定点当たり1.33)、第22週で2件(定点当たり0.67)の報告があり、今後の動向が注目されました。第23〜28週の報告はありませんでしたが、第29週では1件の報告がありました。
第19週IDWRより、「マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してもかなり多い。」となっています。